前目国内岳 まえめくんないだけ (980m)〜目国内岳(1220m) 道央の山 (北海道 蘭越町)

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前目国内岳山頂


登山口へ向かう道道から見る目国内岳


目国内岳山頂


2011年10月22日

 山名の語源であるメクウンナイとは、アイヌ語で沢と沢の間に細く延びている山を意味するそうである。

 道道268号沿いの新見峠にある登山口へ。登山口でお会いした方から、
「車上荒らしが多いので注意を」との助言をいただいた。

 北海道の登山口は、どこででも車上荒らしが多発しているようで、ネットでもその情報を時々目にする。これまでにも、空沼岳と恵庭岳の登山口で車の窓ガラスが割られた跡と見られる、丸く砕けたガラスの破片がたくさん落ちているのを見てきたので、貴重品を車に残さないようにして出発する。
 気がかりなのは、私たちにとっては高価な野鳥撮影の機材とPCを車に置かざるを得ないことである。
 
 天気は下り坂。急ぎ足で山頂へ向かう。緩やかに登り前目国内岳から一旦下って再び緩やかに登り返す。その登りにかかる頃から濃いガスがかかり、風も強くなってきた。

 山頂手前の岩場にかかるところで雨が降り出し、強い風に体がふらつく。積み重なる大きな岩場を慎重に登るとほどなく山頂に着く。
 山頂は濃いガスで視界はなく、強い風と雨に急ぎ往路を引き返す。

 登山口に戻ったところで急いで車の状況を確認すると、車上荒らしはなくてほっとした。

道道沿いから見るダケカンバの林


途中にある岩の門



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