イワオヌプリ(1116m)〜ニセコアンヌプリ(1308m) 道央の山 (北海道 ニセコ町)

経路概念図 クリックで拡大





イワオヌプリ


ニセコアンヌプリ


ニセコアンヌプリ山頂 奥は羊蹄山


2011年10月20日

 登山口へ通じる道道は、積雪のために一昨日から昨日の午前まで通行止めになっていたが、その雪も消えて、この日は通行可能に。

 車でイワオヌプリの登山口に近づいたところで、登山口の反対方向に美しい三角錐の峰が目に入った。さらに近づくとジグザグに登る登山道も見える。

 この山は全くチェックしていなかったが、簡易な地図で調べてみるとニセコアンヌプリ。山腹は有名な国際スキー場である。

 山の形から、ニセコアンヌプリにも登って見たくなり、登山用の地図を急ぎ準備することにして、携帯電話のアンテナの状況を見ながら、ネットに接続可能な所まで車で移動。
 その場で、国土地理院の「ウオッちず」をプリントして再び登山口へ。

 最初にイワオヌプリへ向かう。イワオはアイヌ語のイワウが変化したもののようで、イワウは硫黄のこと。ヌプリは山。つまり、イワオヌプリとは硫黄山のことで、地形図には硫黄山とも記載されている。

 山頂が近づくと火山性の砂れき地が広がり、足もとには黄色い硫黄の結晶がいくつも転がっている。
 山頂からは、これから登るニセコアンヌプリの鋭鋒が近くに見える。

 山頂で会った方から教えてもらった小さな周回を下る。ほどなく往路に出会い、そこから往路を引き返して登山口の駐車場へ戻った。

 駐車場からニセコアンヌプリへの登山口へは100mほど。休まずに道道を歩いて登山口へ向かう。
 
 ニセコアンヌプリとはアイヌ語で、絶壁・に向かって・ある・山。
 登山口から幅2〜3mの広い登山道を登る。山頂が近づくと一昨日降った雪が僅かに残り、先ほど登ったイワオヌプリが少し下に見える。

 山頂の見晴らしは良く、ニセコ連峰のチセヌプリや目国内岳(めくんないだけ)などが見え、遠くには積丹半島の山影も見える。
 山頂でしばらく展望を楽しんだあと、往路を引き返した。

登山道沿いに残る先日の雪


マイズルソウの実


ニセコアンヌプリ山頂からの眺め  日本海と右奥は積丹半島



Back


イワオヌプリ山頂