地形図の山名を地元の呼び名へ



 地形図の山名が地元の呼び名に変更されたのは、一昨年8月に八代市から国土地理院に対して申請が行われた結果である。

 今回の山名変更を八代市と地元に提案したのは私たちで、2007年のこと。

 提案をする前に、2年ほどかけて山に詳しい地元の方を何度も訪ね、地元で呼んでいる山の名前や古道が通っていた峠道のことなどを詳しく教えていただいた。

 教えていただいたことを現地で確認するために、色々なルートから五家荘にある登山対象のすべての山に登り、地図のピークと地元の呼び名とを地図の上で確認するなどの調査を行ってきた。
 
 この間には、国土地理院の九州地方測量部を度々訪ねて、山名が混乱している状況を説明するとともに、山名変更の可能性や手続きなどの方法を教えていただいた。

 その中で特に印象に残っているのは、地元にとってプラスになることであれば積極的に対応したい、との国土地理院職員の姿勢である。

その結果を八代市と地元に伝えて、地形図の山名を地元の呼び名に変更していただくように提案してきた。

 地形図の山名と地元の呼び名が違っていることについては、過去に出版れたの幾つかの登山ガイドブックで指摘されていたが、地形図の変更までは行われていなかった。

 そのため登山者の間では混乱を生じることがあり、鷹巣山には、鷹巣山と蕨野山二つの山頂標識が立てられていが、今回の山名変更によりそれらも解消されることとなった。



 上記の山名の他に久連子の平岩(ひらいわ)が平石(ひらいわ)へ変更された。

五家荘の山々に咲くヤマシャクヤク



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