カワセミ・コガモ








 

 2018年 (早春 3-1)

 昨年の師走の頃からカワセミが姿を消した清流へ出かけてみた。この地を訪ねるのは3カ月ぶり。
 カワセミは帰ってきているかどうか、期待をしながら待つ。30分ほど過ぎた頃、懐かしい声とともにやってきた。
 対岸の木に止まったその姿は、昨年の秋まで見ていた若い♀のようだ。この♀は昨年孵ったばかりで、ヒトに例えれば二十歳の頃であろうか。
 去年の秋には、胸元にまだ産毛が見られた彼女もずいぶん成長をしていて、くちばしの朱色が一段と鮮やかに見える。
 動きは活発で、飛び込んでは餌捕りを繰り返す。捕らえる餌は、全てヤゴ。彼女が大好きな魚は、まだ浅場には出てきていないのであろう。
 季節は春。近いうちに、ステキな♂がやって来るとを願う。(早春 3-2へ続く)






















コガモ


 


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