ヤ マ セ ミ
2017年 初夏の頃 Ⅱ (その23) 幼鳥の勢い ・・・まとめ・・・

 
2017年初夏の頃 ・・・ まとめ ・・・

 今年の初夏は数日にわたり、ヤマセミの家族を観察してみた。家族は幼鳥が巣立ったばかりで、親は幼鳥が一人立ちするための特訓を行っている最中であった。
 幼鳥たちは両親の期待に応え、餌捕練習の技量は日に日に向上。その間に体力もつき、飛び方は上手になりって一人立ちする日が近いところまで見届けた。心残りではあったが、今回はここで観察を終了することに。

 観察を終えて季節は進み、風のたよりによれば幼鳥は自ら餌捕りができるようになったそうで嬉しく思う。梅雨の終わりに近づいた最近のニュースでは、幼鳥にとって最大の試練である親別れの儀式も始まったとのこと。一羽が旅立ち、次の日にまた一羽と、幼鳥たちは次々に親元を離れているようである。
 自然界での親子の別れは厳しい掟であるが、幼鳥たちはここでめげることなく、大きく羽ばたいて新天地で生き抜いて欲しい。そしていつの日か、彼らと新天地での再開を夢見ている。

 今回の観察日記は、初夏の頃Ⅰ(その1から13)と、初夏の頃Ⅱ(その14~23)とした。通し番号であるその1~23は各日ではなく、ヤマセミの行動パターンや連続性によって組み立てたもので、一日の撮影結果を数回に分けて掲載したものもある。
 また、その間には渡ってきた夏鳥の撮影にも出かけ、(その5)、(その9)、および(その14)の3回に分けて掲載した。
 



幼鳥は近くに飛び込み、勢いよく飛び出す



     


     


     




近くの古木にやってきた、子スズメの兄弟
この季節は、あちらこちらで新たな命が育っている




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