野鳥観察 YN山 

ヤツガシラ

桜のもとで餌探し


羽を伸ばしながら八つに開いた美しい冠羽


満開のサクラにとまる


朝早く、あくびのような仕草に続いてこのポーズ


2012年3月31日〜4月1日

 海岸に近いに山へヤツガシラを見に行った。

 到着したのは31日の夕方。期待のヤツガシラは、待っていたかのように20mほど先で餌とりに夢中。静かに見ていると、だんだん近づいて来た。
 チャンスとばかりに、こちらも夢中になって連写に連写。
 ふと気が付くと、いつの間にか辺りはうす暗くなっている。 高揚した気持ちを静めながら、周辺の下見をしてこの日は終了。

 翌朝早く、期待をして同じ所へ。お目当ては、その名の由来となっている頭に開く八つの冠羽。

 昨日と同じポイントに行くが姿は見えないので、重たいカメラを担いで下見をしていた所へ移動。予想はぴたりと当たり、彼は草にできた朝露の中でお食事中。

 ストレスを与えない距離から、静かにシャッターを押しながら様子を見る。すると、あくびのような仕草に続いて頭に立派な冠が開いた。
 初めて見る、美しい冠羽に興奮しながらシャッターを押し続ける。

 そのうちに人が通りかかり、飛び去った。そこで、彼の行き先を予想して、静かに後を追ってみる。
 すると彼は、満開の桜の近くで餌りに夢中。遠くからそ〜っと見ていると、株元に咲く桜の花にだんだん近づくではないか。

 彼は、他の人が通りがかるとすぐに飛び立つものの、静かに待っているとまた帰ってきて、狭い範囲に長く居続けた。

 その彼をそ〜っと見ていると、冠羽を開くのは他の鳥が不意に近づいて驚いたときや威嚇をするとき、それに、リラックスをして羽を伸ばすとき、そして、今朝見たあくびの様な仕草をするときであった。

 二日にわたって色々なポーズを見せてくれた彼は、同じ場所には数日居るだけで旅立つようなので、次は来年、また会いたいと思っている。



お食事は全てこのスタイル
長いくちばしで、土の中から小動物を挟み出してはお腹に放り込む
この日に見た、数十回、数百回と繰り返す放り込みは、全て成功
熟練の技に関心々々


ノビタキ

ノビタキの求愛??追いかけっこ。


サクラに止まるノビタキ


アカハラ


ヤブの中から一瞬出てきてホーホケキョ



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