野鳥観察 K川


くちばしには食べたばかりの魚の鱗

 
2012年3月10日

 この冬は、野鳥の数が激減。なぜか。色々な説があるようだが、まだ定かにはなっていない。

 このところ、生物界には大きな異変が続いている。ミノムシを見なくなった。カエルもほとんど見ない。ハチの類も。深刻なのはミツバチの大量死が全国で起きているようだ。
 そして、どこにでもいたスズメもほとんど見なくなった。

 これらの異変には自然説や近年使われ始めた、ある種の農薬説など色々あるようだが、人為的な要因は、疑わしい段階で早く手を打って欲しい。

 カワセミの様子も同じである。カワセミがたくさんいたポイントへ度々通って様子を見てきたが、めったに見ることができなくなった。

 そして迎えた3月。カワセミの恋の季節が近づいてきたこともあり、期待をして観察ポイントへ。すると一羽のカワセミがダイビングを繰り返している。
 しばらく様子を見るが、一羽だけ。数羽が飛び交っていた昨年の今頃とは大違い。

 このカワセミを撮りたいと思い、まずは周辺を清掃。前の日に、岸辺に流れ着いているたくさんの空き缶やペットボトル、ビニール類を片づける。

 そして翌朝、早めにカメラをセット。しばらくすると♀がやってきた。順光の中で見るカワセミは、ひときわ美しく見える。
 カワセミは、この場所に数時間居続けて餌とりを繰り返す。 同じ場所で長い時間餌をとる姿も、昨年までは見なかった行動である。

 カワセミはこれから恋の季節。早く♂がやってきて餌をプレゼントするなど、仲むつまじいところを見せて欲しいと願っている。


自慢の後ろ姿


近くの木にやってきた天敵のハイタカ


ハイタカ



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