野鳥観察 A山麓

雪に舞うコミミズク
2012年2月10日

 目当てはコミミズク。早朝の気温はマイナス3℃。初回と前回同様の撮影チャンスを期待をして、朝早くからカメラをセット。

 午前は薄日が射す中、近くでシジュウカラがさえずり、キジも現れる。
 ところが前回とは大違い。コミミズクは昼を過ぎても現れる気配がない。そのうちに雪が降り出した。

 吹きさらしの寒い草原にはただ一人。引き上げるか待つか。降りしきる雪の中で、心は揺らぐ。

 「本来、コミミズクの活動は夕方から」との鳥友さんの話を思い出し、腰を据えて待つことに。しかし、降る雪はだんだん多くなり、寒い。
 カメラをセットして9時間半、夕暮れが迫ってくる。するとその時、舞う雪の中にコミミズクがやってきた。

 この日のコミミズクは、我慢を続けてようやく見ることができた1回だけの飛翔であった。








キジ


さえずるシジュウカラ


ハイイロチュウヒ



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