野鳥の観察 熊本県Y川

 
2011年12月29日

 日の出前の気温は−3℃。河畔には霧が立ちこめ、視界は20mほど。ここは、川漁師さんの船繋ぎ場であり漁場でもある。

 撮影機材を持ち、川岸に近づくとヤマセミの声。ヤマセミを刺激しないように、しばらく間をおいてカメラをセット。
 霧は濃淡を繰り返しながらも徐々に薄くなり、淡い霧の中でヤマセミがやってくるのを待つ。

 1時間ほど待ったところで、最初にやってきたのは漁師さんの一家。早速火を焚いて、漁網の手入れが始まった。尋ねてみると、漁具の手入れに午前中はかかるとのこと。

 この場は潔くあきらめて、6kmほど上流のポイントへ移動。気を取り直してカメラをセット。ところが、やってくるのはカラスばかり。それも数羽がひっきりなしにやってくる。
 3時間待っても来るのはカラスだけ。ここは、今の春まではヤマセミが良くやってきたところである。しかし、今はカラスのたまり場になっているようだ。  昼になったところで見切りをつけ、最初の場所へUターン。

 三たびカメラをセットすると、ほどなくヤマセミがやってきた。繰り返しやってきてはダイビングを試みる。
 しかし、狩に成功したのは一回だけ。今年孵った若鳥なのか、まだまだ未熟のようだ。

 次の機会には、まだ見たことがないヤマセミのホバリングに出会いたいと思っている。


第1幕  狩の成功 第2幕  見間違い 第3幕  狩の失敗


狩り場に飛んできて


またダイビング


心なしか寂しそうな後ろ姿で近くの岩へ


ダイビング


何かをくわえて水面へ


羽を立てて急ブレーキ


一旦潜ってから水面へ


くわえたまま近くの岩へ


岩に足をつけて


捕まえたのはザリガニで〜す\(^^)/~~~



捕まえたのは枯れ葉でした(>_<)



冠羽と尾ばねを立てて、何食わぬポーズ

  

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