ヤマセミウオッチング 川辺川  (熊本県)


遠くに止まったヤマセミのカップル


2010年5月13日

 前日は五家荘の上福根山を17km余り歩き、明日は五木村の山を歩く予定である。

 その中日であるこの日は、足休めを兼ねてのウオッチング。ヤマセミの観察は、3月、4月に続いて3回目。
 前回の4月は、観察地の先250mほどのところに釣り人二人いて、そのことが影響したのかどうかは分からないが、ヤマセミは全く姿を見せなかった。

 今回はヤマセミが姿を見せることを期待をして、夜明けにカメラをセットする。初夏の川原は、空気が澄んで爽やかだ。
 20分ほどすると、ヤマセミが鳴き声とともに対岸の枯れ木にやってきた。その元気な姿を見てひと安心。次にやってきたのは50分後。 今度はカメラと同じ岸の上流30mほどの照葉樹の葉陰。光量は足りないが、どうにか撮影する。

 しばらくすると、カワセミもやって来た。カメラの斜め後ろ20mほどのところに止まって盛んに鳴く。そ〜っとカメラの三脚を動かし始めたところで飛び去った。
 カワセミは川面を上に下に何度も飛び交うが、近くに止まったのはこの一回だけ。

 次にヤマセミがやって来たのは3時間後で、同じ岸の上流120mほどのところ。距離は、レンズの限界を超えている。 双眼鏡で見ていると、枝に止まったり岩角に止まったりしながら、ダイビングを数回繰り返して飛び去った。

 この日は、夜明けから夕方まで観察したが、ヤマセミがやって来たのは合計4回。その回数は3月に比べると大幅に少なく、繁殖期に入って行動パターンが変化をしたのかも知れない。


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