野鳥ウオッチング 川辺川 (熊本県)


ミサゴ

2010年1月7日

 この日は、熊本県八代市五家荘に流れを発する日本屈指の清流、川辺川でのウオッチング。目当ては、私たちがニックネームにその名を借りているヤマセミである。

 ヤマセミが棲むのは、清らかな流れに魚や昆虫などの水生生物がたくさんいるところで、人にとっても良い環境のところ。

 ヤマセミの餌場になりそうなところを探し、止まり木に良さそうな木を見つけてデジスコを構える。10分ほど待つとヤマセミが飛んできて30mほど先でホバーリング。しかし、私たちの姿が見えたのか、すぐに飛び去って写真におさめることはでない。

 ヤマセミに警戒されないように、ササの中に身を潜めて待つ。しばらくすると、予想をした止まり木にヤマセミがやって来た。しかし、今度はカラスに追っ払われて、数秒で飛び去った。
 午前のウオッチングは一時間半ほど。一旦ウオッチングを止めて五家荘で用件を済ませ、午後も同じ場所でヤマセミを待つ。

 近くにキセキレイやカワガラスが現れ、遠くにはカモやカワセミの姿も見える。30分ほど待つとヤマセミが川下から川上へ飛び去る。この辺りは、ヤマセミの動きが活発なところのようだ。
 しばらくすると、ヤマセミの止まり木の近くにある梢にミサゴが止まった。ミサゴの目や鋭い爪は野生そのもの。

 ミサゴを撮影していると、ヤマセミがやってきて止まり木に止まった。その瞬間、ミサゴが飛び立ちヤマセミも飛び立った。ミサゴはヤマセミを追いかけ、2羽ともに視界から消えた。

 今回、ヤマセミを写真に収める事は出来なかったが、私たちの前に4回現れたのは幸運である。次の機会には是非ともヤマセミをカメラに納めたいと思っている。







カワガラス


キセキレイ



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