福智山(900.6m)〜鈴ヶ岩屋(836m) 福岡県

 

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鱒淵ダムから見た福智山

 

マユミの実と鈴ヶ岩屋


マユミの実

 

山頂付近からの眺め 
福智山ダムと遠賀川、その先には玄界灘が霞んで見える



2009年12月7日

 北九州市小倉南区の鱒淵ダムから、ホッテ谷を詰めて山頂へ。帰りは鈴ヶ岩屋へ周回した。距離は11.7km、所要時間は5:10であった。

 この日は、頼りにしているGPSを忘れてしまった。幸いなことに,、1/1万の縮尺で印刷した地形図とコンパスは持っていたので、地形図にルートを記録しながら進む。

 ダムの堰堤を通り、ダムの中ほどに架かる赤い鱒淵橋を渡る。湖畔に沿うサイクリングロードを南西へ進み、出発地点から1.9kmほどのところでサイクリングロードとわかれて登山道に入る。

 登山道は良く保全されていて歩きやすい。しばらく登ると、幅20m長さ60mほどの土石流の跡に出会う。この土石流は今年の夏に起きたもので、その跡はかなり落ち着いてきているようだ。しかし、降雨中やその直後は、十分な注意が必要である。

 土石流を横切る踏み跡を辿って先へ進むと、地形図に載っている破線の道が通る尾根に出会う。尺岳と福智山を結ぶ稜線に至るこの破線の道を探してみるが、踏み跡らしいものを見つけることはできない。この破線の道は、現在では使われていないようだ。

 登山道をさらに進むと、ホッテ谷と鈴ヶ岩屋方向への分岐点に着く。分岐点から、道標にそってホッテ谷へ進む。登山道は明瞭で目印も付いている。稜線との中間あたりまで登ると谷筋は幅が広くなり、そこには歩庭平の標識がある。

 さらに緩やかに登っていくと「烏落ち」に着く。ここは登山道が四方向から交わる峠である。一つは今登ってきた鱒淵ダム、二つ目は直方市の内ヶ磯、あとの二つは稜線上の道で、尺岳と福智山方面への登山道である。

 「烏落ち」から、稜線を福智山山頂へ向かう。途中の避難小屋を過ぎると山頂は近い。急坂のススキの原を登ると次第に視界が開け、祠がある山頂に着く。

 山頂からの眺望は360度。しかし、この日は煙霧が発生していて英彦山や三郡山、貫山はぼんやり霞んでいる。

 山頂からは、南東方向に見えている鈴ヶ岩屋へ向かう。ススキの原を下ると間もなくベンチに出会う。そのすぐ先で鈴ヶ岩屋への登山道が分岐しており、ヤブのようになっている踏み跡を辿る。
 鈴ヶ岩屋へ登る人は少ないようで、トゲのあるサルトリイバラや灌木の枝が登山道を覆っていて歩きづらいが、山頂までは7分ほど。

 鈴ヶ岩屋の頂は平たい大岩があるだけで、山頂を示す標識はない。振り返ると、ススキに覆われた福智山がすぐ近くに見える。

 先ほどの分岐点まで引き返し、出発地の鱒淵ダムへ下る。途中には、表土が流されて荒れたところもあるが、下るのに支障はない。
 しばらく下ると、往路で通過したホッテ谷への分岐点に出会う。そこからは、往路と同じ道を歩いて出発地点に戻った。
 

鱒淵ダムと赤い鱒淵橋


ダムの中ほどに架かる鱒淵橋


ヤブコウジ




 

クサギの実

 

ホッテ分かれ


イイギリの実


ツルシキミ

 
 
サルトリイバラの実


烏落ち(縦走路出会)

   
アオキの実

福智山から下ったところにある
鈴ヶ岩屋への分岐点


 
フユイチゴ

 
咲き始めたヤブツバキ


ムラサキシキブ





ヒサカキ


ビワの花



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