宝満山(829m)〜愛嶽山 おだけさん(439m)  福岡県

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宝満山頂

  


豊富な水が流れ出る徳弘の井


2009年11月19日

 往路は、太宰府市の竈神社から正面登山道を登り宝満山山頂へ。帰りは山頂の西を巻く羅漢道から、行者道を経て愛岳山へ周回した。9.5km、所要時間は5:10であった。

 竈神社から宝満山に登るときは、いつも三郡山を経て若杉山、あるいは内住峡へ縦走するが、今回は初めて愛岳山へ回る予定である。

 竈神社のカエデはまだ青く、一部の枝が色づき始めたところ。神社の境内から「山の図書館」の前に出て、林道を少し進んだところから山道に入る。山道は途中2カ所で林道を横切り、しばらく登ると石段の道になる。

 途中には、水量が豊かな水場「徳弘の井」があり、傾斜が急な百段ガンギの石段を過ぎると、間もなく中宮に着く。中宮は平らで広く、一休みするのにちょうど良い。袖摺り岩を過ぎると山頂は近い。

 山頂に立つと、北には砥石山から若杉山、西には博多湾から脊振の山並みが、そして南には耳納連山横たわり、東には古処山から英彦山にかけての大展望が広がっている。

 山頂からは、三郡山方向へ岩場を下る。下り着いたところから、下ってきた大岩に沿って南西方向に少し進み、北西へ分岐する踏み跡を下る。この北西への分岐点が羅漢道への入り口である。しかし、ここに道標はなく、この時期は落ち葉もあってわかりづらい。

 しばらく進むと、踏み跡は次第にはっきりしてきて、羅漢道を示す道標も現れる。
 途中にある遠望岩に立つと、博多湾に浮かぶ能古島や志賀島が良く見える。

 石でできた羅漢道沿いには石窟があり、古い石仏が次々に現れる。しかし、その多くは傷んでいて長い歴史を感じさせる。
 羅漢道は、やがて往路で通過した道と出会う。ここには羅漢道を示す道標があり、羅漢道へはこちらから入った方がわかりやすいようだ。

 往路に出会うと、間もなく中宮に着く。中宮の広場から行者道へ進み、愛嶽山へ向かう。行者道への分岐点には道標がないので、地図を見ながら検討をつけて進む。しばらく下ると大きな反射塔出会う。そのすぐ先には、これから通過する鳥越峠を示す道標がある。

 樹林の中をしばらく下ると鳥越峠に着く。鳥越峠には峠とその手前で登山動が分岐しているが、分岐点にはそれぞれわかりやすい道標があり、道標にそって愛嶽山方向へ進む。
 緩やかな傾斜をしばらく登ると、愛嶽山山頂に着く。山頂は樹林の中で古い祠がある。

 祠の手前下には道標があり、竈神社へ下る道は南西方向へ延びている。
 愛嶽山からは人工林の中を下り、竈神社の境内に出て駐車場に戻った。

 
エサをくわえたシジュウカラ


山頂下のキャンプセンター


色づき始めた竈門神社の森


竈門神社


百段ガンギ


ツルシキミ


マユミ


宝満山の山頂から見た砥石山


遠望岩


羅漢道沿いに立つモミの大木


遠望岩近くの岩峰


羅漢道沿いにある伝教大師窟


鳥越峠 手前下方向は宝満山




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羅漢巡りの古い石段