砲台山(442m)〜足立山(597.8m)〜妙見山(519m)〜小文字山(366m) 福岡県


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足立山山頂


登山口にある和気清麻呂像


小倉港からの眺め


登山道沿いの自然林


 2009年11月7日

 北九州市小倉北区にある、妙見神社横の登山口から標記4座を周回した。距離は9.1km、所要時間は4:40であった。

 登山口は神社の左、和気清麻呂像のところである。登山口から、照葉樹林の中を登る。しばらく登ると人工林になり、やがて砲台山と足立山への分岐点出る。
 分岐点から左、西方向の砲台山へ向かう。砲台山は分岐点から200mほど。山頂は平たく、振り返るとこれから向かう足立山が大きく見える。
 山頂の西端には大きな反射板が立っており、その下まで行くと、貫山が朝もやの上に浮かぶように霞んで見える。

 砲台山から、先ほどの分岐点まで引き返して足立山に向かう。登山道が通る稜線は、照葉樹林で心地よく、道標もあって分かりやすい。妙見神社上宮の近くまで登ったところで、帰りに下る登山道の分岐点を確認して、足立山への急坂を登る。

 足立山の山頂からは、東に戸ノ上山方面への起伏に富んだ稜線が連なり、北には関門海峡を挟んで下関の山並みが、そして西方向には、市街地の先に皿倉山が見える。

 足立山から、往路を引き返して妙見神社の上宮へ向かう。先ほど通過した分岐点から階段の参道を少し登ると上宮に着く。
 上宮の横から踏み跡を辿って裏へ回ると少し高くなったところがあり、そこが妙見山の山頂である。山頂に妙見山の標識はないが、古い竿立て石が建っている。

 妙見山から、北へ連なる稜線を下って小文字山へ向かう。登山道は明瞭で、しばらく下ると防火帯に出会う。登山道は防火帯の中を通り、小さなアップダウンを繰り返しながら下ると小文字山の頂に着く。
 ここからの眺めも素晴らしく、足もとの山麓は赤く色づき、市街地の先は青い大海原である。行き交う船も多く、見ていて飽きることがない風景だ。
 小文字山の頂は小さな草はらで、アキノキリンソウやサイヨウシャジンがあちらこちらにいている。

 小文字山からは、今回の下山口であるメモリアルクロス近くの足立公園登山口へ下る。小さな草はらを過ぎると照葉樹の森になる。急坂を道標にそって下り、小さなピークを二つえてさらに下ると、下山口の観光道路に出会う。そこは、足立公園登山口で駐車場もある。

 下山口から観光道路を南方向へ進み、出発地の妙見神社へ向かう。観光道路の周辺は足立森林公園で、大きな立木の照葉樹の森が続く。
 下山口から観光道路を2、2km、35分ほど歩いて出発地点に戻った。


妙見山から小文字山への尾根道


小文字山麓の紅葉


今回の下山口:足立公園登山口の駐車場


観光道路沿いの足立森林公園 
素晴らしい自然林が続く



シマカンギク





シロダモ


アキノキリンソウ


サイヨウシャジン


マユミ


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