背振山(1054.6m) 福岡県

 



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山頂


山頂から見た脊振ダムと福岡市街

 

唐人の舞から見た博多湾

2009年11月4日

 福岡市早良区椎原(しいば)にある「椎原バス停」の東100mほどのところから南方向に林道が延びている。その林道を車で2.2kmほど進んだところに架かる「ふないし橋」から、椎原越を経て山頂へ。
 帰りは往路を少し戻って、矢筈峠から車谷コースへ周回周回した。距離は12.6km、所要時間は5:40であった。

 出発地の「ふないし橋」の近くには駐車スペースが2カ所あり、それぞれに数台の駐車が可能である。

 「ふないし橋」から道標にそって椎原峠へ向かう。林道をしばらく進んだところで、林道と分かれ登山道に入る。渓流に沿って自然林の中を登る。メタセコイアの森を過ぎしばらくすると林道に出る。林道を横断してなおも登ると、登山道の左に二体の地蔵が祀られている。
 登山道は、明瞭で歩きやすく、傾斜が緩くなると、椎原峠は近い。

 椎原峠は、金山と脊振山を結ぶ稜線上にあり、古くからの道である。峠から稜線を南東に向かう。稜線は自然林で、しばらく進むと「唐人の舞い」の標識に出会う。その標識から北へ30mほど登ると、大岩がある「唐人の舞い」に着く。 ここからの眺めは良く、北方向には福岡の市街地から博多湾が広がり、東には、これから向かう脊振山山頂の大きなレーダーが見える。

 「唐人の舞い」から縦走路に戻り、脊振山へ向かう。しばらく進むと気象レーダー保守用の車道に出る。帰りに下る矢筈峠を過ぎて、山頂の手前にある遊歩道を進む。遊歩道沿いの紅葉は、数日前の寒波と強い木枯らしでかなり散ってはいるものの、マユミの実が鮮やかに色づいて秋の雰囲気を残している。

 山頂に立つと、眼下に脊振ダムが青い水を湛え、東には石谷山から九千部山、北には三郡山から若杉山にかけての山並みが見える。

 山頂からは、往路を矢筈峠まで引き返し、車谷コースを下る。しばらくすると沢音が聞こえ始め、自然林の中をる。登山道は林道に出会い、林道を北西へ50mほど進むと道標があり、再び登山道に入る。
 地形図を見ると、破線の道が林道を直角に横切っており、その破線の道を探してみるが見あたらず、今はなくなっているようだ。

 しばらく下ると川幅が広くなり、間もなく出発地点の「ふないし橋」に辿り着いた。
 

ツルリンドウの実


唐人の舞い




ブナ林


下山路沿いの渓流

 

マユミ


ムラサキシキブ


マムシグサ


往路の途中にあるメタセコイアの森


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