屏山 へいざん(926.6m)〜古処山(859.5m) 福岡県

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屏山山頂


屏山からの眺望 色づき始めた麓の稲田

 

ナツエビネ


2009年8月20日

 往路は、朝倉市の秋月キャンプ場跡から紅葉谷ルートを経て屏山へ。帰りは、古処山を経て八丁越ルートへ周回した。
 距離は12.6km、所要時間は6:05であった。

 キャンプ場の駐車場から歩き始める。登山道は、梅雨末期の大雨で発生した小さな土石流が数か所で横断しているが、歩くのに大きな支障はない。

 この日のめあては、ナツエビネとスズムシバナ。これらの植物は、今年も清楚な花を着けている。途中では、古処山に多く生息するといわれる珍しいニシキキンカメムシにも出合った。
 このような花が咲き、他の山ではほとんど見かけることがない昆虫が生息する古処山は貴重な存在であり、将来にわたってこれらが生息できる環境であって欲しいと願っている。

 現在、秋月のキャンプ場は、建設機械が入って取り壊し中である。下山後、市役所に尋ねると、取り壊した後の再建計画はなく、更地にして地元にお返しをするとのこと。
 ただし、駐車場は、今まで通りに利用できるそうである。

 問題は、キャンプ場にあったトイレが無くなることである。登山者はキャンプ場のトイレを利用させてもらっていたが、それが利用できなくなった。
 古処山は人気の山で、多くの登山者が訪れる。市役所の担当部署には、麓や秋月の環境を守るためにも、駐車場にトイレを併設していただくように要請し、理解をしていただいた。

ひと月前から咲き始めた 名残のオオキツネノカミソリ


スズムシバナ


アキノタムラソウ


イヌトウバナ


オオハンゲ


キンミズヒキ

 

ハグロソウ


コフウロ


コバノボタンヅル


カラマツソウ


水量豊かな渓

 
 
ダイコンソウ


ホトトギス



ツゲの原生林

  
  
オニヤンマ


石灰岩が露出する登山道


ニシキキンカメムシの若齢幼虫




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