倉木山(1154.9m) 大分県

 
 
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山頂標識

  
三角点の位置にある標識

 
フシグロセンノウ

 2009年8月5日

 由布市の雨乞牧場を通る林道から、急坂の直登コースを辿って山頂へ。帰りは、歩きやすい山腹コースへ周回した。 距離は4.8km、所要時間は 2時間55分であった。

 倉木山は花の山である。この日の目当てはフシグロセンノウとソバナの花。
 「梅雨明け十日」と言う言葉がある。梅雨明け直後は夏の青空が続くことを表すが、今年は様子が違う.。昨日、北部九州の梅雨明けが宣言された。しかし、今日は曇り空。低く垂れこめた灰色の雲に、山は全く見えない中を出発する。

 歩き始めるとウツギの白い花が咲き、オニユリも咲き初めている。滑りやすい急坂を木につかまりながら登る。

 しばらく進むと、林の中に朱色のフシグロセンノウがぽつりとつりと咲いている。昨年はたくさん咲いていたが、今年の花は少なくて寂しいかぎりだ。今年は梅雨明けが大幅に遅れたために、花の着きが少ないのか、あるいは、花が遅れているのかも知れない。

 急坂を過ぎると、ササやススキが胸から背丈ほどに伸び、ヤブ状になって登山道を覆っている。足元が見えないヤブを300m余り進むと、三角点がある頂である。さらに、南へ200mほどで大き目の標識がある山頂に着く。
 晴れていれば由布岳や城ヶ岳を見渡せるが、残念ながら濃いガスで視界は100mほど。

 山頂からは、草原の中を山腹コースへ向かう。草原では、カワラナデシコが咲きオミナエシも咲き始めている。ススキの株元には、オオナンバンギセルの大きな花。昨年はこのあたりの草原で、ブルーに染まり始めたヒゴタイの花を見たが、今回、その姿は見当たらず、気がかりだ。

 例年通りの夏空が早く現れて、ヒゴタイの花が青空に映える日が来ることを願いながら帰路についた。

 
カワラナナデシコ


カラマツソウ


白ギボウシ


ギボウシ

 

キンミズヒキ


アソノコギリソウ


ホソバノシュロソウ

 



ママコナ

 
オトギリソウ


サイヨウシャジン

 
ハギ


チダケサシ


キバナノカワラマツバ


ノギラン

 
ヤマボクチ


クサフジ


ナツトウダイ

 
 
オミナエシ


ホタルブクロ

 

シモツケ


ヒヨドリバナ


ヤマジオウ


オカトラノオ

 

クサアジサイ


オトコエシ

 
ソバナ

 

ヤマアジサイ



ギンバイソウ


オオナンバンギセル

 

シシウド


ユウスゲ

 
コオニイリ

 
ヤマジノホトトギス

 
カラスウリ


セイヨウタンポポ

 

ノリウツギ

 
 
ワレモコウ


ヒヨドリバナ


マツヨイグサ

 
リョウブ

 
 



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