古処山(859.5m) 福岡県

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オオキツネノカミソリ



 

オオハンゲ


山頂のナシ


2009年7月18日

 朝倉市秋月の古処林道終点から、馬攻めを経て山頂へ。帰りは屏山との鞍部を経て、紅葉谷ルートへ周回した。距離は4.2km、所要時間は2:20であった。

 この日の目的は、オオキツネノカミソリの開花状況調べ。山頂の周辺には、5カ所の小さな小さな群落がある。その群落を巡る最短コースを歩いてみる。

 登山道沿いの渓流は豊富な水が流れ下り、サワガニがたくさん登山道に出てきている。サワガニを踏まないように気をつけながら登ると、紅葉谷の分岐点の先で最初の群落に出会う。多くの蕾の中に、オレンジ色の花が数輪咲いている。花は咲き始めて間もないようだ。

 水船に着くと、ここの群落も数輪が開き始めたところ。次の群落がある歌碑の周辺も数輪が咲いている。

 次の群落がある馬攻めでは、予想通りたくさんの花が咲いていて嬉しくなる。蕾もたくさん残って、咲いていているのは5割りほど。ここは日当たりが良く、毎年最も早く花を着ける。

 山頂は濃いガスで、いつもは見える福智山や三郡山を見ることはできない。
 一息入れて次の群落へ向かう。稜線を東へ進み、大将隠しへの分岐を過ぎた先にある五つめの群落は蕾が立ち上がり始めたところで、生育は最も遅いようだ。

 古処山周辺のオオキツネノカミソリは、全体としては咲き始めたところで、見頃は一週間ほど先になりそうだ。

 途中ではベニシュスランが見頃になり、カラマツソウも咲き始めていた。

登山道沿いの渓流


カラマツソウ


ベニシュスラン


ツゲの原生林

 
石灰岩を覆う緑鮮やかな苔


タマゴタケの成菌


サワガニ


ウバユリ




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