女岳(595.8m)〜姫御前岳(614m)〜男岳(532.2m)〜南岳(546m)福岡県


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男岳

 
 


女岳


姫御前岳


男岳


男岳からの展望


2009年7月6日

 出発地は黒木町のグリーンピア八女。登山口は、ビール園横の駐車場の西にある。その駐車場から標記4座を歩いた。距離は10.0km、所要時間は3:55であった。

 このルートは、その殆どが林道歩きである。駐車場から、グリーンピア内の舗装された車も通行可能な散策道を進む。
 しばらく進むとT字路に出会う。そこには道標があり、道標にそって未舗装の林道を進む。しばらく進むと南岳のすぐ横を通るが、南岳には帰りに立ち寄る事にして、先へ進む。

 やがて林道の三叉路に出会い、三叉路にある道標を見て右、南東へ進む。そこからは舗装になり、舗装は男岳のすぐ下まで続いている。

 林道は女岳の西を巻くように進み、尾根の中心を横切るところに山頂への標識がある。そこで林道と分かれ、山道を山頂へ向かい8分で山頂に着く。
 山頂からの眺望はないが、少し先に展望所があり、そこからは樹林の間から麓の風景が少し見える。

 先ほどの林道へ引き返して、姫御前岳へ向かう。姫御前岳が近づくと山頂方向を示す道標があり、そこから、山頂を往復する。登りの所要時間は、女岳と同じ8分。あっけなく山頂に着く。山頂は樹林の中で、遠くの山が少し見えるだけ。
 先ほどの林道へ戻り、男岳へ向かう。

 途中ではキウイフルーツの蔓が点々と現れ、良く見ると果実も着いている。果実は、栽培されているのと変わらない大きさ。
八女郡一帯はキウイフルーツの一大産地で、この辺りに自生しているキウイフルーツは、果樹園から鳥やタヌキなどが種子をお腹に入れて運んだものであろう。

 道沿いでは、マタタビやアケビ、ムベの実もたくさん実っていて、今年は豊作のようだ。足もとには、ヤブコウジが淡いピンクの小さな花を着けている。

 林道はやがてトの字をした分岐点に出会う。そこにも道標があり、道標に従って右へ鋭角に分岐する道へ進む。男岳を巻くように進むと、男岳の真南で山頂への標識に出会う。そこで林道と分かれて山頂へ向かう。ややきつい傾斜を登ること、10分弱で山頂に着く。山頂は福岡と熊本の県境である。
 山頂からの展望は素晴らしく、八女や山鹿の山々が幾重のも重なって見える。

 山頂で展望を楽しんだ後、往路を引き返して南岳へ向かう。南岳が近づいた所で分岐する林道へ進む。しばらく進むと尾根に出会い、すぐ横のかすかな高まりが南岳の山頂である。山頂には標識がなく特徴もないので、GPSで南岳の山頂であることを確認して、出発地点に戻った。

駐車場横のアジサイ園


ハギ


オカトラノオ


アカメガシワの花


リュウノヒゲ


ヤブコウジ


コムラサキ


ヤマハッカ


車道沿いで見たキツリフネ


野生化したキウイフルーツ
 種子は鳥や動物が運んだのでは?


 
ネジバナ


ムベ


サルトリイバラの実


マタタビの実 左、虫えい果 右、正常果
虫えい果は、果実の中に昆虫が寄生して、こぶこぶになったもの。こぶこぶの果実の中では幼虫が育っている。マタタビの虫えい果は木天蓼(もくてんりょう)と呼ばれ、生薬としても利用されるそうである。


アケビ


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