鳴子山(1643m)〜白口岳(1720m) 大分県

 
2009年6月25日

 竹田市沢水キャンプ場近くの展望台から、朽網分かれ、南東尾根を経て鳴子山へ。
帰りは、白口岳から鉾立て峠へ辺周回した。距離は9.7km、所要時間は6:45であった。

 今日の目当ては、オオヤマレンゲとコケモモの花。
 展望台から、朽網分かれへ向かう。途中ではアケビがたくさん実り、今年は豊作のようだ。
 朽網分かれから鍋割峠方面へ進む。しばらく登ると、南東尾根への分岐点に着く。道標はないが、スギの木の白いテープと株元の小さなケルンが目印である。

 南東尾根は、昨年初めて歩いたお気に入りのルート。急坂ではあるが表面は腐葉土で歩きやすく、ルートを覆う自然林も素晴らしい。

 南東尾根の分岐点からしばらくは人工林であるが、やがて自然林になる。急坂を急がず休まず、ゆっくり登る。自然林の先でススキが茂る灌木帯になるが、歩くのに大きな支障はない。踏み跡は薄いものの、目印は続いている。

 ルートはやがて、鳴子山へ連なる稜線に出る。視界が一気に広がり、れから向かう鳴子山へ連なる稜線が見える。

 稜線は所々に岩が露出しているが、注意をして越えれば危険はない。足もとにはシライトソウが咲き、淡いピンクのコケモモも咲き始めている。
 本山登山道への分岐を過ぎると、鳴子山の頂は近い。その分岐点には道標も目印もないが、鳴子山方向、本山登山道方向への踏み跡は明瞭だ。

 鳴子山の頂きからは、北東方向に大船山が圧倒的な姿を見せ、北西にはこれから向かう白口岳と、その先には緑鮮やかな三俣山が見える。

 鳴子山から稲星越へ向かう。途中ではオオヤマレンゲの白い花。花の近くは、得も言われぬ良い香りが漂っている。つぼみもかなりあるので、もうしばらく先まで楽しめそうだ。

 稲星越から白口岳へ向かう。この日は空気が澄みわたり、白口岳の頂きからは、近くに中岳や稲星山、久住山などの峰々が見渡せ、遠くには双耳峰の由布岳も見える。

 白口岳からは鉾立峠への急坂を下り、ヤマアジサイが咲き始めた登山道を歩いて出発地点へ戻った。

 

 
鍋割峠方面と
南東尾根ルート
の分岐点


経路概念図 クリックで拡大













 
ツクシドウダン


ヤマツツジ

 

サワフタギ

 
 
咲き始めたコケモモ

 
     
シライトソウ

 
ニシキウツギ

 
ヤマアジサイ

 
シモツケ

   
南東尾根から見た麓の牧場と祖母山



オトシブミ(揺籃)
中では幼虫が育っている


 

南東尾根ルートの自然林

  
 子犬の形をした片ヶ池


たくさんの実を着けたアケビ


ナナカマドの木で獲物を狙うモズ




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