屏山(926.6m)〜古処山(859.5m) 福岡県



古処山からの眺望


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屏山からの眺望


マタタビの葉


マタタビの花


 2009年6月20日

 秋月キャンプ場から、標記2座を経て八丁越ルートへ周回した。距離は11.6km、所要時間は5:00であった。

 この日の目当ては、マタタビとヤマボウシの花。それに、ツゲの林に棲むニシキキンカメムシ。このカメムシは、美しく匂いは極めて少ない福岡県の準絶滅危惧種。

 キャンプ場から渓流に沿って登る。近くから、ミソサザイの澄み切った大きな囀りが聞こえてくる。

 しばらく登ると、良く目立つ白い葉っぱ。マタタビである。ツルの下を覗くと目当ての白い花。花は5部咲きで、もうしばらく楽しめそうだ。
 マタタビはキウイフルーツの仲間。花は、キウイフルーツに瓜二つ。

 屏山の山頂では、ヤマボウシの白い花。その花の先には、筑豊盆地の外輪をなす福智山が霞んで見える。
 しばらく眺めていると、近くの枝にエナガの親子が現れた。雛は巣立って間もないようで、近くでは親鳥が見守っている。

 屏山からは、先ほどの往路を縦走路出会いまで引き返し、古処山へ向かう。稜線はツゲの林が続く。

 目当てのニシキキンカメムシを探しながら進むが、その姿を見つけることはできない。例年、稜線でよく見かけるが、今日は空振り。生息数が減っていなければ良いのだが・・・。と、心配するのは、往路で通ったツゲのトンネル付近では、毎年農薬によるツゲの害虫防除が行われており、その影響が気がかりだ。

 古処山山頂の国見岩からは、筑紫平野の先に九千部山方面がかすかに見える。

 古処山からは北西へ延びる尾根を辿り、八丁越ルートに出て出発地点に戻った。

ウリノキの花


ヤマボウシ


オオハンゲ

 

オモト

 

アメリカフウロ

 
 
ドクダミ

 
タツナミソウ


ミズタビラコ

 

ヤマトスジグロチョウ


雛を見守るエナガ


並んでとまるエナガの幼鳥





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