探鳥会 英彦山山麓 (福岡県)


奉幣殿の屋根でさえずるキセキレイ

 
奉幣殿


スギの古木に着生したセッコク

 

庭先のオオヤマレンゲ

2009年6月14日

 所属する山の会会員の方の紹介で、馬関野鳥ネット主催の探鳥会に参加した。馬関とは、現在の山口県下関市のこと。

 場所は英彦山の別所駐車場から奉幣殿、その後車で移動して高住神社周辺の鳥を観察した。

 めあては、山歩きで見たり聞いたりする鳥の名前や撮影方法を学ぶこと。
 探鳥会に参加するのは生まれて初めて。山登りで使っている双眼鏡とカメラを持参した。この時期は夏鳥の繁殖期。歩き始めると、色々なさえずりが聞こえてくる。鳥の声ごとに、名前や特徴を教えてもらいながら進む。

 奉幣殿への石段ではアカショウビンの声。アカショウビンは南の島から渡ってくるカワセミの仲間。声はすれども姿は見えず。一度見てみたいものだ。鳥を探して上の方を見渡していると、杉の古木にセッコクが着生していて、白い花をつけている。

 奉幣殿からは、駐車場まで引き返し、車で高住神社へ。高住神社では、夜になるとフクロウの声が聞こえるとのこと。山登りでいつも歩く登山道沿いには、間近にミソサザイの巣。教えてもらって初めて気づく、見事な迷彩づくり。巣から離れた所でしばらく眺めていると、親鳥が一羽飛び出した。卵を暖めているようだ。
 探鳥会は一旦ここで終わり、参加者全員29名による「鳥合わせ」の結果、この日見たり声を聞いたりした鳥は24種類。私たちが思っていたより遙かに多い数。さすがに野鳥の会、鍛えた鳥目や鳥耳の皆さんたちには関心するばかりである。

 次は第2幕、希望者によるアオバズクとサギの営巣地に車で移動。
 私たちも第2幕に参加する。到着した神社の大木では、アオバズクが一羽じっと止まっている。尋ねると、相方が卵を暖めている木のウロを見張っているそうだ。
 7月になると、雛と一緒に枝に止まるアオバズクを見ることができるとのこと。その頃、また訪ねたいと思っている。
 

ナツツバキ






 

スズメ


カワラヒワ


ヒヨドリ


アオバズクが毎年子育てに
やってくる神社の大きなクスの木



アオバズクが卵を暖めているウロ



アオバズク


数日後に再訪して、デジスコで撮影したアオバズク


サギの営巣地

サギの営巣地で見たコシアキトンボ

 

ダイサギ


雛が育っているコロニー

ダイサギ、コサギ、アマサギ、アオサギ、ヨシゴイなど、
たくさんの鳥たちの共同営巣地


 


Back