眉山:七面山(818.7m)〜天狗山(695m)〜P708m 長崎県 |
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天狗山からの眺望 島原市街の先に広がる島原湾と宇土半島 |
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708m峰 |
経路概念図 クリックで拡大 |
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照葉樹林の登山道 |
2009年5月20日 島原市にある、平成新山ネイチヤーセンター近くの登山口から、標記3座を歩いた。距離は5.9km、所要時間は3:15であった。 眉山は平成新山の東に位置する山で、七面山と天狗山の総称である。1990年、雲仙普賢岳の噴火で起きた大火砕流は、眉山が衝立となって島原市街が守られたと言われている。幸い、眉山一帯の樹林も火砕流の被害からまぬがれ、素晴らしい自然林を今日に残している。 車道の峠にある登山口から七面山に向かう。登山道は良く保全され、道標もあって分かりやすい。登山道は照葉樹林の中で視界はないが、吹く風が心地よい。 地図のA地点で分岐する踏み跡を見送り、緩やかな傾斜を進む。小さな谷を越えると傾斜は急になり、七面山への本格的な登りになる。 ガイドブックによると、この谷のあたりに天狗山へ通じる登山道があるように記載されているが、天狗山方向へ向かう踏み跡は見つけることができない。 帰りにもう一度探してみることにして、先へ進む。急な登山道をしばらく登ると山頂である。山頂は西が小さく開け、平成新山の荒々しい山頂が近くに見える。山頂から北へ少し進むと神社があり、そこからは麓の市街地の先に島原湾が見える。 七面山から天狗山へは縦走路もあるそうであるが、途中には危険なところがあるとのことである。このため、七面山からは往路を引き返し、途中から天狗山を目指すことにする。 先ほどの小さな谷の辺りで地図を見ると、谷は七面山と天狗山の鞍部に通じている。登山道が分岐しているとすればこの辺りであろうと検討をつけ、踏み跡を探すがそれらしい踏み跡を見つけることはできない。 しかたなく、往路で見送った踏み跡があるA地点まで引き返す。そこで登図をみると、天狗山からはかなり離れた位置ではあるが、天狗山と708mピークを結ぶ稜線の方向へ通じていると推測し、目印に沿って登ることにする。 踏み跡は薄いが目印は続いており、目印を追いながら進む。しばらく登ると稜線に出た。そこは地図のB地点で、地図とGPSで位置を確認すると708mピークの北120mほどのところである。 稜線の踏み跡は明瞭で、南の708mピークと北の天狗山方向に続いている。708mピークは帰りに立ち寄ることにして、先に天狗山を目指す。 稜線を下り、登り返したところから小さな尾根が東に派生していて、その先に地図のピークCがあり、登ってみることにする。 このピークCからの展望は素晴らしく、間近に天狗山が見え、西には平成新山、そして東には島原市街の先に島原湾が広がって見える。 先ほどの稜線に戻り、天狗山へ向かう。稜線から天狗山本体に取り付いたところで踏み跡は薄くなるが、目印を確認しながら登ると程なく山頂に着く。山頂は東が開け、麓の市街地と島原湾が良く見える。 天狗山から往路をB地点まで引き返し、稜線をそのまま708mピークへ向かう。緩やかに下り、軽く登り返すとピークである。ピークにはアンテナが立っていて、麓の市街地が良く見える。ピークで一息入れて、往路を引き返した。 |
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