三俣山 西峰(1675.6m)〜本峰(1747.7mm)〜北峰(1699.5m)〜南峰(1742.0m)〜W峰(1736.5m) 大分県


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ミヤマキリシマが彩りを添える大船山


   2009年5月19日

 やまなみハイウエィの大曲登山口から、三俣山の5峰を歩いた。距離は8.2km、所要時間は5:15であった。

 今日の目当てはシャクナゲの花。歩き始めるとミヤマキリシマが咲き始めていて、西峰へ向かう中腹では、つぼみが大きく膨らんでいる。

 この日は遠くまで見え、西峰からは涌蓋山、本峰からは北に英彦山の山影も見える。本峰から急坂を下り、北峰へ向かう。登山道に沿った、本峰北斜面のシャクナゲは2〜3分咲き。赤いつぼみが印象的だ。

 北峰に登り返すと指山が真下に見え、その頂にはピンクのミヤマキリシマが見える。北峰から、イワカガミが点々と咲く大鍋小鍋の外輪を進む。期待をしていたシャクナゲの花はほぼ終わっていて、咲いているのは、遅れて咲いた裾枝の僅かな花。来年に期待をして、南峰を目指す。

 南峰は山頂の手前から黒く焼けこげてる。先月に起きた、登山者の不注意によるの山火事の跡だ。想像していたよりも広く、しかもひどい焼け方である。
 この広範囲に焼けた植生が回復するまでには、数十年から百年を越える時を要するのではなかろうかと思うと、心が痛む。

 南峰からW峰へ向かう。途中の谷にあるシャクナゲの花を期待していたが、見頃を少々過ぎたところ。数少ないシャクナゲの花を愛でながら、W峰を経て往路に出会い、帰路についた。


三俣山


遠くに望む英彦山の山影


シャクナゲのつぼみ


イワカガミ





三俣山南峰
黒く焼けたミヤマキリシマの群落



クサボケ


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