金北山(1172.1m) 新潟県佐渡ヶ島


山頂からの展望

 
山頂


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山頂の防衛省施設

ドンデン高原から見た金北山


カタクリ

2009年4月30日

 この山は、佐渡の最高峰である。兵庫登山口から「片辺」へ通じる古道を歩いて山頂へ。帰りは神子岩へ周回した。距離は7.3km所要時間は6:35であった。登山口は、大佐渡スカイラインの途中から分岐する林道の終点にある。

 登山口から窪んだ登山道を進む。道沿いには所々に地蔵が祀られ、いかにも古道という雰囲気である。しばらく登るとカタクリが現れる。花は盛りを過ぎているが、高度が上がるとちょうど見頃。雪割草(オオミスミソウ)も多く、こちらも満開である。

 「片辺」への分岐を過ぎると踏み跡は薄くなり、このルートを歩く人は少ないようだ。明るい新緑の広い谷を登って行くとせせらぎが現れ、シラネアオイやサンカヨウも咲いている。せせらぎに沿うように咲く花を眺めていると、流れに沿ってカワセミが飛んできてすーっと視界から消えた。本物のカワセミとの出会いは一瞬であったが、気分は高揚して足取りも軽くなる。

 踏み跡は益々薄くなり雪も現れてルートがわかりづらい。目印は着いているが、かなり古いもので間隔も遠く、慎重にルートを探しながら進む。

 標高900mの所で「金北山へ」の道標に出合った。道標に沿って進路を90度、北東方向へ変える。しばらく登ると露岩帯に出る。露岩帯には、踏み跡や目印はなくルートを定めづらい。露岩帯と樹林帯との堺に沿って登山道を探し、ようやく古い切り分けを見つけて登る。切り分けの跡はヤブ状になっていて歩きづらい。急坂のヤブをしばらく登ると車道に出た。目の前に山頂が見えて、やれやれである。

 山頂からの展望は素晴らしく、水を張った田んぼや佐渡の山並み、そして視界の先には広大な日本海が広がっている。

 山頂の北側には1mを越える雪が残る中、横山登山口へのルートを下る。しばらく下ると雪はなくなり、カタクリが連なるように咲き雪割草も現れる。途中の神子岩で横山登山口へのルートから別れ、出発地点へ下るルートに入る。このルートは明瞭で、予定通りに出発地点に辿り着いた。

 
  
白いカタクリ


フキノトウ


ショウジョウバカマ

 


 
  オオミスミソウ

 
 
シラネアオイ

 
キクザキイチゲ

 
エゾエンゴサク

 サンカヨウ


ミズバショウ


ザゼンソウ


ミヤマカタバミ

 エチゴキジムシロ



 
ヒメアオキの花


ヒメアオキの実


ツルアリトオシの実


ヤマザクラが咲く三段滝


ブナの古木


スミレサイシン

 
登山者を見守るお地蔵様

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コンロンソウ
コンロンソウ