壇特山(905.6m)〜和木山(998m)〜金剛山(862.2m)  新潟県佐渡ヶ島

 
金剛山山頂



 

金剛山山頂からの展望


和木山の三角点


経路概念図 クリックで拡大


2009年4月28日

 この日はドンデン高原の山巡りの予定であったが、昨日からの15cmほどの積雪で高原への道路は通行止め。

 仕方なく予定を変更して標記2座を往復した。距離は9.8km、所要時間は6:05であった。

 林道石名・稲本線を車で進み、峠の登山口へ向かう。こちらの林道にも雪があり、登山口の手前1.4kmのところまで進むと積雪は40cmほど。車でので通行はそこまでとして、歩くことにする。

林 道から作業道へ進む。道沿いでは、雪の上にカタクリの花が咲いていて一際美しく見える。雪とカタクリの花の組み合わせは、初めて見る光景だ。

 壇特山は作業道から100mほど。あっけなく山頂につく着く。山頂からは大佐渡の山々が幾重にも重なって見える。

 壇特山からは往路をしばらく引き返して、和木山へ向かう。分岐点は積雪が1.5mほど。目印は、雪に隠れてわかりづらい。吹きだまりの深い雪に、何度も足を取られながら稜線を進む。途中には、風雪に耐え曲りくねったスギの巨木が次々に現れる。

 和木山は樹林の中で眺望はない。和木山からは、山腹を巻くように進む。この辺りから、目印はほとんど見ることができなくなってきた。時折目につく目印は雪の上にかろうじて出ているものだけ。大半の目印は雪の中のようだ。

 積雪の樹林の中はルートの維持に苦労する。進んだり戻ったり、右往左往を繰り返しながら歩きやすいラインを探して進む。

 トレースは全くなく、金北山から金剛山への縦走路が分かりづらい。地図で検討をつけ、谷筋を下る。うまくいけば、縦走路を横切るはずである。縦走路を発見できなければ往路を引き返すつもりだ。

 急傾斜の積雪帯を下っていると、かすかなライン状のルートらしいものを見つけた。地図で確認すると、金剛山へ向かうルートのようだ。そのラインに沿って進むが、間もなくラインは雪に消えた。そこから先は読図とその場その場の判断で進行方向を定めながら進む。

 しばらく進むと積雪は薄くなるり、縦走路もはっきりしてきた。大きく下って露岩の尾根を登ると山頂である。山頂に雪はなく、360度が見渡せる。

 西には遠く、雪を纏った佐渡の最高峰金北山が聳え、東には日本海の大海原が見える。
 山頂で一休みしたあと、往路を引き返した。
 

風雪に耐え曲がりくねったスギの古木


金剛山の三角点


積雪は1〜2mほど





雪に咲くカタクリ

 
キクザキイチゲ


伸び始めたカタクリのつぼみ


フキノトウ

 
 
エンレイソウ

 
アラゲヒョウタンボク


ザゼンソウ


佐渡の夕日

 
オオイワカガミ


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