マトネ(937.5m)〜ジャバミ(740.7m) 新潟県佐渡市 |
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経路概念図 クリックで拡大 |
ジャバミ山頂三角点 |
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マトネ山頂 |
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シラネアオイ |
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オオミスミソウ |
2009年4月24日 この日の目当ては雪融けとともに咲き始める雪割草。佐渡随一の花コース、アオネバ(青泥)ルートから表記2座を往復した。 晴れの予報が少しはずれて、朝は曇り。アオネバ登山口から少し登ると、ニリンソウの群落が次々に現れる。しかし、花は水滴をたっぷり着けて閉じている。しばらく登るとシラネアオイやカタクリが現れ始めるが花はやはり閉じたまま。 中腹からは、雪割草とも呼ばれるお目当てのオオミスミソウが現れ始めるが、同じように花は閉じている。 これらの花が、帰りには開いていることを期待して先へ進む。 雪が融けたばかりの稜線に出ると、たくさんのカタクリ蕾を伸ばし始めている。見頃になるのは、一週間ほど先であろうか。 標高が800mを越えるあたりの北斜面では、雪が登山道を覆い、樹木の株元では、雪がま〜るく融ける根回り穴があちらこちらにできている。 マトネの頂は小さな草原で、晴れていれば佐渡を見渡す大展望が広がっているはずでるが、あいにくのガスで眺望は今ひとつ。 稜線を進み、次の目的ジャバミへ向かう。なだらかに下って、石花越から西へ分岐する登山道へ入る。分岐点はカレー川の源頭で、そこからは沢に沿って下る。 この辺りに雪はなく、傾斜が緩くなるとカタクリの群落が現れる。群落は登山道に沿ってどこまでも続くが、花はやはり閉じたまま。 ここのカタクリも日ざしを浴びれば一斉に開いて見事な花園になることであろう。 しばらく進むとジャバネの近くに着いた。山頂は登山道から南へ数十m入ったところであるが、道標も踏み跡もない。GPSで現在位置と三角点の位置関係を確認して進行方向を定める。 登山道から山頂へ向かって、灌木のヤブをかき分けながら進む。三角点の周辺は藪が薄くなっていて、思っていたより簡単に三角点を見つけることができた。 鈍頂のジャバミは、樹木に囲まれていて展望はない。一息入れているとかすかに日が射してきた。先ほど見てきた花が開くことを期待しながら、往路を引き返す。 しかし、すぐ先のカタクリは蕾が開きはじめたところで、完全に開くのは数時間先。残念ではあるが、後ろ髪を引かれる思いで帰りを急ぐ。 薄日が射し始めて2時間後、アオネバの谷まで引き返すと、朝は閉じていたカタクリや雪割草がきれいに開いていて嬉しくなる。忙しくシャッターを切りながらさらに下ると、シラネアオイが並んで咲き、ニリンソウの群落も一斉に花を開いている。 この登山道沿いに咲く花の美しさは噂の通りで、佐渡は我が国屈指の花の島である。 |
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オオミスミソウ |
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カタクリ |
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キクザキイチゲ |
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ニリンソウ |
ズダヤクシュ |
フッキソウ |
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ミソサザイ |
シジュウカラ |
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ナニワズ |
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ヒトリシズカ |
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ミヤマカタバミ |
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ミヤマエンゴサク |
オオカメノキ |
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アラゲヒョウタンボク |
アマナ |
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オオイワカガミ |
ショウジョウバカマ |
根回り穴 |
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ザゼンソウ |
エンレイソウ |
ヤマザクラ |
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オドリコソウ |
フクジュソウ |
エゾエンゴサク |
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ドンデン高原からの展望 奥は小佐渡山地 右端は最高峰金北山 |
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