猿山(332.5m) 石川県能登半島


海に浮かぶ猿山

      
 2009年4月19日

 猿山は、能登半島の西北端に位置する山で、雪割草とも呼ばれるスハマソウが咲くことで有名である。

 登山口でワカメを干している人に雪割草の咲き具合を尋ねると、今年の見頃は3週間前であったとのこと。少々がっかりして出発する。

 海岸から尾根道を登る。尾根道には白いイカリソウが連なるように咲き、春のそよ風に優しく揺れている。

 山腹を巻くように進んでいると、ギョウジャニンニクの大群落に出合う。ギョウジャニンニクの醤油漬けは旨い。肉や魚の料理に良く合い、私たちの好きな山菜の一つである。

 北斜面に出ると、あきらめていた雪割草が数輪咲いていて、思わずにっこり。名残の雪割草である。白とピンクの色合いが何とも愛らしい。心ゆくまで観賞したあと、山頂へ向かう。

 山頂は樹林の中で眺望は今一つ。帰りに立ち寄った灯台は今を盛りの山桜が彩り、荒磯の先には日本海の大海原が広がっていた。
雪割草:スハマソウ 


イカリソウ


ヤマザクラ
経路概念図 クリックで拡大


タネツケバナ

 
 
クルマバソウ

 

ミヤマカタバミ

 

 オドリコソウ 


ヤブツバキ

 
タチツボスミレ


灯台の周辺に咲く満開のヤマザクラ


キクザキイチゲ

 
エンゴサク


タムシバ


ギョウジャニンニクの大群落



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