両子山 ふたごさん (720.5m) 大分県

 

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山頂

 
芽吹きの両子山


参道の両側に立つ大きな仁王像

 
2009年4月7日

 両子山は国東半島の中央部にある山で、麓には子授けで有名な両子寺がある。

 県道29号の陸橋両子橋のたもとから、両子寺の奥の院を経て山頂へ。帰りは、両子山の西側を下る車道へ周回した。
 距離は5.6km、所要時間は2:45であった。

 レンゲソウが咲く両子寺への参道を進み、仁王像の前を通って山門へ。山門では、登山者向けの割引拝観料一人百円を納め、住職から丁寧に道を教えていただいて奥の院へ向かう。

 寺の歴史は、千三百年とのこと。古木が茂る樹林の中に祀られている何体もの苔むした石仏や石碑を見ながら歩いていると、いかにも古刹という佇まいである。

 大きく枝垂れたカエデの古木は、みずずしい若葉を開き始めたところで、装う秋にも訪ねてみたいものである。

 奥の院の30mほど手前から、山巡りコースへ入る。登山道は自然林の中を通り、途中には、針の耳といわれる小さな岩の穴や、鬼の背割りといわれる大岩の狭い隙間を通るところがある。

 登山道は明瞭で、次第に急坂になる。急坂を木に捕まりながら、しばらく登ると尾根に出る。

 尾根を北西へ、山頂に向かって進む。尾根筋は、大きな岩や照葉樹の大木が連なる素晴らしい環境である。

 小さなピークを過ぎると、山頂に着く。山頂には、大きなアンテナが何基も立っていてやや興ざめするが、展望櫓に登ると、展望は360度。千灯岳や文殊山など、国東半島の山々が見渡せる。
 東から北にかけては周防灘が霞み、姫島がぼんやり浮かんでいる。

 山頂からは車道を下り、両子寺の境内を経て出発地点に戻った。


護摩堂

 
山門


奥の院

 
針の耳


鬼の背割り


イワタバコ

 
急坂の登山道


ヤブツバキ
 
尾根筋の照葉樹林





マムシグサ

 
フウロケマン


シュンラン


ハルリンドウ

 
ミツマタ


レンゲソウ


ピンクのキランソウ


キランソウ

  
境内で咲き始めていたシャクナゲ


ナノハナ


トウダイグサ


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