文殊山(616.2m) 大分県


山頂


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下りの風神岩から見た文殊山


山門近くの牛に乗った観音像


境内にある「日本三文殊 峨眉山
文殊仙寺」の碑


  
2009年2月28日

 文殊山は、国東半島の主峰、両子山の北に位置する山である。
 国東市の文殊仙寺から、メインルートを経て山頂へ。帰りは、近年復活された古くからのルート、文殊仙境へ周回した。
 距離は4.1km、所要時間は2:40であった。

 出発地点は、文殊仙寺の駐車場である。駐車場は広く、トイレもある。駐車場から正面の参道を進む。途中には、石でできた大きな仁王像が立ち、仏の里の歴史を感じさせる。
 階段の参道を山門まで登ると、左側に登山道を示す小さなプレートがある。

 プレートにそって進むと、一旦下り沢筋から再び登り始める。登山道は人工林の中を通り、帰りの文殊仙境への分岐点に着く。ここには「紫竹観音」への道標がある。

 更に登ると「清滝観音」の道標に出会う。「清滝観音」には寄らずに山頂を目指す。滑りやすい急坂をしばらく上ると主尾根に出る。主尾根を北へ、一登りすると山頂である。

 山頂からは、千橙岳や大嶽山など国東半島の山々が幾重のも重なり、北には姫島から周防灘、そして遙か彼方には、山口県の山並みも見える。

 山頂からは、往路を「紫竹観音」を示す分岐点まで引き返し、文殊仙境へ向かう。チエックポイントの「紫竹観音」を過ぎると、ほぼ等高線に沿って進み、小さな岩尾根を幾つも超える。

 道はやがて自然木で作られた梯子場を過ぎ、出発地の文殊仙寺へ続く主尾根に出会う。
 岩の主尾根をしばらく下ると、見晴らしの良い岩峰、風神岩に着く。この岩峰には小さな祠があり、中には、それと分かる姿の風神が祀られている。

 奇岩が次々に現れる道は、いかにも修行の場という雰囲気で、この辺りが文殊仙境の核心部分であろう。

 風神岩からは目印にそって急坂を下る。しばらく下ると文殊仙寺の奥に着く。境内を通り、往路の石段を下って出発地の駐車場に戻った。
 

山門へ続く石段と苔むした仁王像


下山途中、登りの梯子場


文殊仙寺


ヤブツバキ


姫島と周防灘

 
アオキの実

 
イワヒバ





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