猪群山(458m) 大分県


登山口


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山頂


登山道

 

2009年2月26日

 豊後高田市真玉町臼野から林道が山腹の北側を巻くように延びている。
 その林道沿いにある登山口から臼野コースを辿って山頂へ。帰りは環状列石の近くから谷コースへ周回した。
 距離は3.2km、所要時間は1:35であった。


 今日の目当ては、環状列石、ストーンサークルの見学である。
 数日前から続いていた菜種梅雨も一休み。薄日が射す暖かい南風の中を出発する。

 登山口には数台分の駐車場があり、道標もあって分かりやすい。
 歩き始めると、すぐ近くから「ホ−ホケキョ」。初鳴きである。繰り返し、繰り返し聞こえてくる。初鳴きにしては、発音も明瞭でうまい。ウグイスは既に練習を始めていたのかも知れない。

 登山道は自然林の中を通り、偽木の階段が続く。しばらくすると尾根に出る。優しく吹く風は爽やかだ。

 自然林の心地よい尾根道を進むと、開けた展望所に着く。ここは山頂までの中間地点である。
 展望所からは、春霞の中に周防灘がぼんやり見える。

 やや急な尾根をジグザグに登り、傾斜が緩やかにると山頂に着く。山頂は自然林の中で眺望はない。

 山頂からは、道標にそって環状列石へ向かう。しばらく下ると、鞍部に着く。そこは帰りの谷コースへの分岐点である。道標はないが、北西への踏み分けがあり、テープの目印が着いている。

 鞍部から少し登り返すと、環状列石がある山頂への入り口である。入り口には左右に大きな陰陽石があり、いかにも古代の祭祀場への入り口という雰囲気である。

 陰陽石の間を通り抜けると、中央にはご神体の大きな岩が立ている。
 一帯は平らで、大きな岩が不規則に置かれている。しかし、見方によっては並んでいるようにも見えるから不思議である。

 説明板によると、中央の列石は直径が30〜40m、その外側には直径70mほどの環状に大石が配置され、さらにその外側には土塁や犬走りが設けられているそうである。

 この環状列石は、何のためにいつ頃造られたのかは、諸説はあるものの、いまだに謎のようである。

 環状列石からは、分岐点がある先ほどの鞍部まで引き返して谷コースを下る。

 谷コースは大小の石が露出してやや歩きにくいが、踏み跡は明瞭である。
 人工林の谷底を北北東へほぼ一直線状に下って林道に出会い、林道を北西へ歩いて登山口へ

山頂からの分岐点

 
下山路 
林道出会にある道標



ストーンサークルの入り口にある大きな陰陽石


ストーンサークルの中心にある大岩のご神体

 
下山路の分岐点


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