荒平山(394.8m)〜油山(597m) 福岡県


荒平山山頂

 
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荒平山

  

サツマイナモリ

 
イズセンリョウ


2009年2月10日

 福岡市早良区脇山の「谷」バス停から、標記2座を経て南区柏原の園芸公園へ縦走した。距離は9.6km、所要時間は4:10であった。

 谷バス停から30mほど戻って東への集落道へ入り、荒平山へ向かう。集落道を小さな「じんぺいさん川」に沿って登り、登山口へ通じる林道に出会う。

 林道の終点近くには「荒平城主自刃の碑」があり、この地域の歴史が偲ばれる。林道は舗装されており、車は終点まで通行でき、登山口はその終点にある。

 登山口からは、人工林の中を進む。道沿いでは綿菓子のようなサツマイナモリの花が咲き始め、イズセンリョウが白い実をつけている。
 急坂を登り尾根に出たところで、入部からの登山道に出会う。ここで進行方向を北に変えると、間もなく荒平山の頂である。

 この山一帯は荒平城址である。山頂は本丸の跡で見晴らしがよく、麓の集落や脊振方面の山並みが良く見える。

 荒平山からは、油山へ向かう。急坂を一旦下って自然林の中を再び登る。439mピークを過ぎ急傾斜を登ると、ほどなく油山の山頂である。

 山頂は自然林の中で北方向が一部開けているが、この日の風景はぼんやりと霞んで展望は今ひとつ。

 油山からは、北東方向にある園芸公園へ向かう。油山一帯は森林公園である。公園の散策路を下り、途中のチェックポイントである吊り橋を目指す。吊り橋の直前まで下ったところで「吊り橋は通行止め」の看板。

 仕方なくルートを変え、谷に沿って柏原へ向かう。散策路沿いの渓流は清らかな水が流れ、途中には大きな花崗岩の「天狗岩」もある。

 散策路はやがて一般道に出会う。そこからは車道を歩いて柏原へ向かう。柏原まで下ったところで、当初の予定どおり園芸公園を訪ねることにする。

 園芸公園の前身は県の園芸試験場で、懐かしいところである。公園ではポピーやパンジーなどの春の花が咲いている。園芸試験場時代からの大木が残る広い果樹園や温室などを感慨深く見てまわった後、近くのバス停に向かった。

自然林の中を通る登山道


油山山頂

福岡市花畑園芸公園

ウメ


パンジー


エリカ





スイセン


ポピー


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