八山岳 はっさんだけ(659.3m)〜841mピーク 鹿児島県 |
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山頂の祠 |
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山頂 |
2009年1月17日 錦江町半ヶ石集落を通る県道68号線から林道が北へ延びている。その林道沿いにある登山口から、山頂を経て大尾岳(うおだけ)への縦走路上にある841mピークを往復した。距離は7.3km、所要時間は5:05であった。 登山口から八山岳山頂までの距離は、GPSのデータで見ると1.1km、所要時間は、往路1:00、復路0:30である。 国土地理院の地形図(紙地図)にある八山岳は、最近、山名の変更が行われて大尾岳(うおだけ)に改められ、大尾岳の北西約2kmに位置する659.3mピークが新しく八山岳(はっさんだけ)として国土地理院の電子地図「ウオッちず」に記載されている。 登山口へ向かう県道68号線と林道の分岐点には「八山岳」への道標がある。 林道の途中にある分岐点にも同様の道標があり分かりやすい。 林道沿いの登山口には大きな案内板があり、数台分の駐車スペースもある。 登山口からは、よく整備された登山道を進む。登山道の途中には丸太の階段も設けられている。しばらく登ると稜線に出会い、そこには道標がある。 道標にに従って北東へ進み、急坂を登り切ると山頂である。 山頂からは、ぐるーっと一周、素晴らしい展望である。北には鹿屋市街地の先に高隈山、東には、きれいな弧を描く志布志湾、南には大隅半島の山々、そして西には、錦江湾の先に開聞岳が聳えている。八山岳は大隅半島屈指の展望の山である。 今回は八山岳が目的であったが、時間に少し余裕ができたので、片道2時間を目処に大尾岳への縦走路を進んでみることにする。 縦走路は、八山岳山頂のすぐ下から南へ連なる稜線上を通っている。縦走路の入り口には、そのことを示す写真のテープが巻かれている。 この縦走路は1〜2年前から切り開き始められたようで、幅は人の肩ほど。 縦走路は、若い照葉樹の森の中を通り、路面は積もった落ち葉でふかふか。 一帯は深い森で見通しは利かないが、何とも心地よい縦走路である。 この縦走路を歩く登山者は少ないようで、踏み跡は極めて薄い。立木がまばらで切り分けがないところは進行方向が分かりづらいが、そのようなところでは目印を探しながら進む。 途中には一カ所、照葉樹の森が窓のようにあけられた展望ポイントがある。その窓からは、姶良川の谷を挟んで中岳がよく見え、地図上での現在位置の確認もしやすいところである。 進むにつれて切り分けられた跡が新しくなり、数日前に切り開かれたと思われる真新しい切り跡も現れる。 現在も大尾岳へ向かって切り開きが続けられているようで、途中には異なる日付を書いた「山楽会」のテープが何カ所も巻かれている。おそらく、切り分け作業が行われた日付であろう。 八山岳から2時間で、841mピークに辿り着いた。できれば大尾岳まで足を伸ばしたいとも思っていたが、時間切れ。 残すところ、大尾岳まではおおよそ1km、時間にして1時間弱と想定されるが、ここで断念、次の機会を楽しみに引き返すことにする。 今回歩いた縦走路は、ヤブを作るトゲ植物や蔓植物は全くななくて歩きやすい。 加えて、一帯は照葉樹に覆われた深い森で、色々な花が咲く頃また訪ねてみたいと思わせる魅惑的なルートである。 |
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山頂から見た高隈山 麓の平地は鹿屋市街 |
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山頂から見た志布志湾 |
錦江湾と開聞岳 |
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大木に開いた大きなウロ |
八山岳への登山道 |
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大木に取り付いたヤマグルマ |
大尾岳(うおだけ)への縦走路にある展望ポイントから見た中岳 |
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ツルシキミの実 |
照葉樹林の中を通る八山岳から大尾岳への縦走路 |
山頂にある 八山讃歌 |
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ヤブツバキ |
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「山楽会」のテープ |
八山岳直下にある大尾岳 への縦走路を示す道標 |
高速道路からの桜島 |
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