六郎館岳(754.0m) 鹿児島県

 

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山頂

  
   

山頂近くの展望岩から見た大隅半島の山々


マンリョウ


 2009年1月16日

 錦江町と肝属町の境、旧国道448号線沿いにある登山口から、山頂を経て林道六郎館上場線へ周回した。距離は5.2km、所要時間は2:50であった。

 国道448号線のバス停「内牧公民館」の東にある峠の先300mほどのところで旧国道が分岐している。その分岐点に「六郎館岳」への小さな道標がある。

 道標から旧国道に入る。登山口は国道の分岐点から約500mのところである。登山口を見つける手がかりは、旧田代町の町境を示すプレートで、そのすぐ西の山側に登山口の小さな道標がある。

 登山口からはヤブっぽい道を進む。しばらくすると、明瞭な踏み跡が現れる。
 緩やかな稜線をトゲ植物に煩わされながら進むと、703mピークに着く。登山道はここで北東方向へ曲がる。

 足もとでは、白いサツマイナモリの花が咲き始め、スダジイの株元では、ヤッコソウが立ち枯れてはいるものの、愛嬌のある姿をとどめている。

 照葉樹が茂り、展望がない稜線をなおも進むと山頂に着く。
 山頂は樹林に囲まれて展望はないが、少し先の展望岩まで進むと、視界が一気に開ける。

 展望岩からは大隅半島の山々が連なり、東の太平洋上では大きな船が行き交っており、その船影を見るのも楽しいものである。

 展望を楽しんだ後、林道を目指して南へ進む。踏み跡はほぼ明瞭で、目印もあって順調に下る。
 しばらく下ると、広い伐採地に出合う。伐採地は踏み跡が不明瞭であるが、道標に出会って安心する。

 伐採地からは間もなくして林道に出合い、そこからは林道を歩いて登山口へ戻った。


山並の先に広がる太平洋


センリョウ


照葉樹に覆われた登山道


ツルシキミの実

 
サツマイナモリ


立ち枯れてはいるが、愛らしい姿のヤッコソウ


下山路にある新しい伐採地
踏み跡が分かりにくく、進行方向に注意



登山道で見た小鳥の巣


チョウセンノギク

  
下山後に訪ねた肝属町辺塚の砂浜 


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