やくし山(999.1m) 熊本県


やくし山

 
山頂
 
三角点

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登山口


2008年11月25日

 山江村の宇那川林道沿いにある登山口から、山頂を往復した。距離は5.4km、所要時間は3:55であった。

 登山口は、宇那川林道が高岳のすぐ南で稜線を越えるところにある。登山口には、車数台分の駐車スペースがあるが、駐車にあたっては、車両の通行を妨げる事がないように留意したい。

 登山道は自然林の中を通り、たくさんの落ち葉でふかふかだ。しばらく進むと稜線に出る。稜線は石灰岩が露出していてやや歩きにくい。途中には立派な境界石が2カ所に立っていて、よい目印になる。

 二つ目の境界石のところで尾根が分岐をしていて、進行方向が変わる。そこはやや左、南東方向へ進む。この地点は直進しないように注意が必要だ。

 しばらくすると、前方に岩の峰が現れ、目印があるのは登山口からここまでで、これから先にはない。
 登山道は岩峰の手前で西に方向を変え、前方にやくし山が姿を現す。そこからはシカよけネットが張られていて、ネットに沿って進む。

 そのネットのところからは背丈を超えるススキの濃い藪が続く。藪をかき分けながらGPSの示度で700mほど進むと、シカよけネットは南西へ向きを変え、濃い藪はこの地点で終わる。

 そこから先もネット沿いに、歩きやすい所を選びながら進む。しばらく進むと林道に出会う。林道を北西へ数十m進み、歩きやすいところを選んでやくし山の手前にある小ピークを登る。小ピークを一旦下ってやくし山の登りにかかる。鞍部からは標高差60m、距離200mほどで山頂に着く。

 山頂からは南に高速道路が見え、北東には今歩いて来たススキの稜線が見える。

 登山口から山頂までは十ほどの小さなピークを越えるが、全体としては標高が下がる方向に進む。その状況からすると、このルートは山登りではなく「山下り」と言った方がぴったりする。

 山頂からは、来た道を引き返す。これからが、登山口を目指しての山登りである。

 落ち葉の絨毯が続く登山道


自然林の登山道


石灰岩の稜線


境界石(明治33年1月)


途中の岩峰


シカよけネット沿いのルート
背丈を超えるススキの藪
前方がやくし山



山頂から見える高速道路





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