岸岳(320m) 佐賀県


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2008年11月11日

 この山は唐津市の南、JR唐津線山本駅の南西に位置する岸岳城の跡である。
 岸岳城は、源平、元寇の役で活躍した北松浦党の頭領、波多氏の居城で17代450年にわたって続いたとされている。

 麓にあるふれあい館から、隣接する法安寺の境内を通って、山頂を往復した。距離は5.4km、所要時間は2:20であった。

 ふれあい館には、広い駐車場とトイレがある。駐車場から道なりに法安寺の境内に入る。境内を流れる小川に沿って最奥のお堂を目指す。お堂の手前に右へ登る登山口があり、小さな道標がある。

 登山道の要所には、道標があって分かりやすい。しばらくは人工林であるが、稜線に出ると自然林になる。

 最初は、道標に沿って旗竿石に向かう。旗竿石は、城の物見の場所跡で、この山一番のビューポイントだ。
 旗竿石の上に立つと、麓の家並みの先に唐津湾が一望できる。

 旗竿石から先は、緩やかな起伏が山頂の本丸跡まで続く。道は鬱蒼とした自然林の中を通っている。
 途中には、外敵の侵攻を妨げる堀切の跡が二カ所あり、井戸の跡もある。

 本丸跡は小さめの広場で、自然の大木が茂っている。その片隅には石碑があって、往時を物語っているかのようだ。

 本丸跡からは、来た道を引き返した。





旗竿石


旗竿石から見た唐津湾


本丸跡


本丸の石碑


登山道


堀切跡の石垣


井戸の跡




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法安寺の奥にある最初の道標