佐志岳(347m) 長崎県


イトラッキョウ

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山頂

 
 
佐志岳




2008年11月3日

 平戸市の佐志地区にある登山口から山頂周辺を周回した。距離は1.7km、所要時間は1:15であった。

 今日のめあてはイトラッキョウの花。この花は、世界中でこの地域だけに咲く貴重な花である。
 しかし近年、盗掘による個体数の減少から絶滅危惧種にも指定されている。

 この山の植物は、法律によって保護をされている。貴重な植物の観賞にあたっては、傷めることがないように細心の注意をはらいたい。

 入山は、大野集落にあるキリスト教徒の墓地からである。林道の終点から山頂を見上げると、一帯は草原で数本の踏み跡が稜線の方向へ延びている。
 その中の明瞭な踏み跡を選んで辿る。中腹を過ぎると麓の集落や河川と繋がる入り江が見えてくる。

 この山は信仰の山のようで、頂には数多くの石碑があり、石仏も祀られている。

 途中では、目当てのイトラッキョウノ花に出会った。顔を近づけると、確かにラッキョウの香りが漂っている。

 葉は、その名のとおり糸のように細く、花も繊細で優しい感じで咲いている。
 周辺を見渡すと、数は少ないがオトメラッキョウと言われる白色のイトラッキョウも咲いている。

 近くには、白いチョウセンノギクの花もたくさん咲いていて、この山は今、秋の花盛りである。

 下山後、近くの屏風岳へ向かう。


オトメラッキョウ(イトラッキョウの白色種)





チョウセンノギク



タムラソウ

 
 
ムラサキセンブリ

 
アキノキリンソウ


ヤマハッカ


シマカンギク

 
 
ヨメナ


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