笹ノ峠(1340m)  宮崎県

 

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山頂

 
山頂から見た尾鈴の山々

 


清水岳への稜線の紅葉


 2008年10月27日

 笹ノ峠は、この地域の主要な古道であった「神門往還」の峠につけられた名称である。この峠のすぐ横には三角点もあり、現在では登山の対象として親しまれている。

 今回は、登山口から山頂を往復した。距離は5.6km、所要時間は2:25であった。

 椎葉村の松尾地区から、村道を車で登山口へ向かう。要所には、登山口への案内標識があって分かりやすい。
 登山口は、耳川に架かる松尾橋から約6.1kmのところで、登山口の標識がある。

 登山口には真新しい作業道が作られていて、その作業道を少し進んで、分岐する登山道に入る。
 登山道は笹ノ峠へ通じる古道とほぼ重なっていて、登山口の近くはU字型に大きく窪み、古くから利用されてきた道であることを物語っている。

 登山道は、よく保全されていて歩きやすい。稜線に出ると自然林で、吹き渡る風が爽やかだ。
 傾斜は緩やかで、かつては塩が太平洋側から椎葉の里へ運ばれた「塩の道」でもあったそうである。

 古い時代に思いを馳せながら、緩やかな山道を歩いていると「登山」というより「古道歩き」と言った方がぴったりする感じである。

 山頂は小さな広場になっていて、東には清水岳への稜線が延び、南東には尾鈴の山々が雄大な姿を見せていた。
 

色づき始めたブナの大木


ブナの幹に這う
ツタウルシ


 




古道と重なる登山道


興味深そうにこ、ちらを見るシカ


ツルシキミ

 
 
ツルリンドウ

 





ヤマウルシ


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