平尾台 塔ヶ峯(582m)〜四方台(619m)〜岩山(549m) 福岡県 |
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経路概念図 クリックで拡大 |
麓の集落から見た塔ヶ峯 |
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2008年10月19日 平尾台の茶ヶ床園地から中峠を経て塔ヶ峯へ。帰りは塔ヶ峯の東を通る林道へ出て、四方台から岩山へ周回した。距離は7.6km、所要時間は4:10であった。 この日は初めての塔ヶ峯と岩山への登山である。出発地点の茶ヶ床園地から中峠を経て大平山の東を目指す。登山道は歩きやすく、道標もあって分かりやすい。大平山のすぐ東で吹上峠から貫山への縦走路に出会う。出会った地点から、住走路を北東へ少し進んだところが塔ヶ峯への分岐点である。 分岐点は地図で検討をつけ「縦走路から尾根が派生する所」と読んでいたが、現地では分かりづらい。 縦走路から派生しているはずの、尾根が見えないのである。 道標はなく、地図にははっきりした尾根が塔ヶ峯へ続いているが、その尾根が見あたらない。 進んだり戻ったりしながら探したところ、刈られた草の下にかすかな踏み跡と境界石に添えて立てられている鉄棒に古いテープが巻いてあるのを見つけた。鉄棒は境界石のすべてに立てられていて、写真の古いテープを見落とさないことが肝要だ。 踏み跡を辿りながら急坂を下ると地図にある尾根が姿を現した。尾根に乗って間違いがないと確信する。 縦走路を普通に歩いているだけでは、この尾根は全く見えない急傾斜の下の方から派生しているので、注意が必要だ。なお、この尾根は大きなドリーネの縁でもある。 この分岐点探しには、等高線の形状から地形を立体的に想像する、読図力の未熟さを痛感させられた。反省、反省である。 分岐点から先の踏み跡は薄いが、目印が続いている。稜線を大きくはずさないように進み、傾斜が緩やかな所で山頂の標識出会う。山頂は樹林の中で眺望はない。 稜線をそのまま進むと「天狗の舞台」といわれる大きな平たい岩のあるところに着く。「天狗の舞台」に乗ると小倉の市街地が見える。眺望を求めてさらに稜線を下りながら進むと、見晴らしの良い「展望台」に着く。 展望台からは福智山や北九州方面がよく見える。展望を楽しんだあと、塔ヶ峯まで引き返す。 塔ヶ峯では進行方向を確認して、東を通る林道へ下る。林道までの距離は短いが、薄い踏み跡や目印を見落とさないように進む。 林道に出会ったところにも道標はないが、塔ヶ峯側に目印のテープが巻いてある。私たちが林道に出たところは、写真の目印から北へ20mほどの林道が膨らんだ所である。 林道を東へ歩いて貫山への縦走路に出会う。そこからは縦走路を貫山とは逆方向の四方台へ向かう。四方台付近では防火帯の火入れ作業の最中で、夏の終わりに刈り取られた草が勢いよく燃え上がっている。 四方台からは、まだくすぶっている防火帯の中の登山道を「岩山」へ向かう。岩山は小さなピークであるが、その名のとおり山頂には石灰岩が累積していて、すぐにそれと分かる。 岩山からは往路で歩いた道に出会い、中峠を経て出発地点の茶ヶ床園地へ戻った。 |
縦走路から塔ヶ峯への分岐点 |
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分岐点から見た塔ヶ峯 |
塔ヶ峯への稜線 |
稜線の途中にある道標 |
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サイヨウシャジン |
ヤマハッカ |
ヤマボクチ |
塔ヶ峯の山頂にある林道方向を示す道標 |
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タムラソウ |
ヒメヒゴタイ |
4 ヨメナ |
天狗の舞台 |
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ムラサキセンブリ |
アキノキリンソウ |
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展望台から見た小倉市街 |
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キセワタ |
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ウメバチソウ |
センブリ |
林道の目印の反対側、東にある看板 |
林道に出たところの立木に付いている目印 |
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リンドウ |
アケビ |
色づき始めたカキの葉 |
岩山 |
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石灰岩の上で色づいたツタ |
登山道沿いの石灰岩 |
防火帯の火入れ作業 |
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塔ヶ峯への分岐点近くの状況 防火帯と重なる登山道 |
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