英彦山北西尾根ルート 中岳(1200m)〜北岳(1180m) 福岡県


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カエデ


秋の装いが始まった中岳


出発地点の野営場

 

キャンプ場最奥の階段を上る


色づき始めた稜線のブナ


2008年10月16日

 国道500号線沿いにある英彦山野営場から北西尾根を辿って中岳へ。
 帰りは北岳から高住神社へ周回した。距離は7.4km、所要時間は4:20であった。

 今日の目的は、中岳から北西へ延びている尾根歩きである。この尾根は自然が豊かで、以前から一度歩いてみたいと思っていた。

 道標は全くないが、野営場の駐車場から野営場の中を通り、終点にある階段を登る。階段が終わると、そこからが北西尾根で、山道になる。
 山道は野鳥観察舎の前を通り、しばらく進むと、県立英彦山青年の家の近くから延びている野鳥観察路に出会う。
 ここまでは、よく歩かれているようで、快適な登山道だ。

 観察路を直角に横切り、登ってきた尾根を先へ進む。このあたりはブナやシイなどの大木が茂り、豊かな自然が残っている。

 踏み跡はほぼ明瞭で、目印も続いている。途中から目印に沿って尾根の中心の南西側を辿る。しかし、ここは尾根の中心を歩いた方が良かったのかも知れない。しばらく進むと大きなブナの木が現れ、そこから先はスズタケの藪となる。
 次第に目印は遠くなり、踏み跡も分かり難くなる。
 ルートの痕跡を探しながら進むと、尾根の中心へ出た。そこには尾根の中心を登ってきたと思われる、比較的明瞭な踏み跡があった。
 その踏み跡を辿り、スズタケがかぶさる急坂をしばらく登ると、傾斜が緩やかなスズタケの原に出る。目印はなく、踏み跡はいっそう不明瞭になり、しばらく進む内に全く無くなった。

 地図で方向を確認しながら進むと、白骨化した立ち木の先に中岳の社殿が見えてきた。ここまで来れば安心だ。

 肩の高さにまで伸びて密生しているスズタケをかき分けながら、社殿の北東側にある休憩広場を目指す。広場からは、すぐ先の中岳の山頂を往復して北岳へ向かう。

 稜線のブナは黄色く色づき始めている。途中では、シラキやカエデの数本が鮮やかな赤に染まっている。
 英彦山が紅葉の時を迎えるのは、もうすぐのようだ。
 北岳からは高住神社へ下り、出発地点の野営場へ戻った。

階段の先 北西尾根


シラキ


稜線を左右に横切る野鳥観察路


木の葉越に、こちらを伺う雄シカ


イノシシの泥浴び場


途中にある野鳥観察舎


スズタケがかぶさる登山道


途中のブナの大木


肩まで伸びたササ原の先に見える中岳の社殿


サラシナショウマ


銀色のススキが美しいスキー場

 
中岳から見た久住連山と硫黄山の噴煙


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