古処山(860m) 福岡県


アケボノソウ


シュウメイギク


経路概念図 クリックで拡大

 

レイジンソウ


ヤマハッカ

 2008年10月10日

 朝倉市の秋月キャンプ場から紅葉谷、ツゲの原生林を経て山頂へ。帰りは八丁越へ周回した。距離は10.4km、所要時間は3:50であった。

 今日の目当ては山頂に咲くシュウメイギクの花。
 沢水が流れる登山道では、サワガニたくさん出てきて餌を探し、途中の小さな渓流沿いでは黄色いオタカラコウが鮮やかに咲いている。

 ツゲの原生林ではこの夏、葉を食べ荒らすツゲノメイガが大発生していたが、今では虫も去り心なしか静けさを取り戻したように思える。

 ツゲの木の多くは、葉の半分ほどが食べられて、林の中はずいぶん明るくなっている。
 たくさん食べられた木では、小枝が丸裸になっている。 葉のない小枝は、冬の間に枯れ込むかもしれないが、株ごと枯れることはなさそうだ。

 日が射している登山道では、レイジンソウが一株花をつけている。山頂の手前では、古処山に多く棲息するといわれる、美しいキンカメムシを見つけた。このカメムシは臭いが少なく、その美しさから、カメムシの中では最も人気があるといわれている。

 山頂に着くと、目当てのシュウメイギクが赤紫の花を開いている。10年ほど前までは、山頂のあちらこちらにたくさん咲いていたが、最近はめっきり少なくなり、寂しい限りだ。
 シュウメイギクは、中国大陸からの渡来植物とされている。古処山のシュメイギクも、古い時代に人の手によって植えられ、今日まで命を繋いできたたのであろう。

 山頂からは、稜線を八丁越へ向かう。道沿いでは、自生しているカキの葉が色づき始め、アケボノソウは見頃を迎えていた。
 
 
ゲンノショウコ


ヌマダイコン


キツネノマゴ

 
カノコソウ


アキノタムラソウ

 
ツリフネソウ


渓流に咲くオタカラコウ


チャ

 
ダイコンソウ

 
ヨメナ

 
 
カラマツソウ


ニシキキンカメムシ


葉の多くが食べられたツゲの木


ほんのり染まり始めたカキの葉


Back