夷守岳 ひなもりだけ(1344m)〜丸岡山(1327m) 宮崎県


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夷守岳山頂からの眺め


生駒高原から見た夷守岳


登山道沿いのブナの大木

 

始まった紅葉


2008年10月9日

 小林市の巣ノ浦林道沿いにある生駒登山口から、夷守岳を経て丸岡山を往復した。距離は9.3km、所要時間は5:50であった。

 この山は、麓の生駒高原から眺めると秀麗な姿をしていて、生駒富士とも呼ばれている。

 夷守岳から丸岡山にかけては、霧島山系の中では比較的古い火山のようである。登山道周辺の土壌は成熟していて、ブナやリョウブ、ヒメシャラなどの大木が多い。

 登山道は、標高差600mあまりを一直線に登るハードなコースである。
 急坂をしばらく登ると、北東方向が開けた展望所に着く。遠くには市房や祖母の山並みが連なっている。

 中腹まで登ると、林床にはヤブレガサ大きな群落が現れ、その先にはツクシコウモリもたくさん咲いている。

 夷守岳の頂に着くと、西に霧島連山の主峰、韓国岳が圧倒的な姿を見せ、南には、これから向かう緑の自然林に覆われた丸岡山が見える。

 夷守岳からは急坂を下り、丸岡山へ向かう。鞍部から丸岡山への登りにかかると、苔むした石の土留めが階段状に連なっていて、登山道の歴史を感じさせる。

 頭上からは「ツッピー、ツッピー」「ツツッピー、ツツッピー」の声が盛んの聞こえてくる。シジュウカラとヤマガラだ。彼らは秋の柔らかい日射しを浴びて、春の頃と同じように恋のさえずりをしているようだ。

 丸岡山の山頂は、樹林に囲まれいて眺望はない。周辺では、サルナシがたくさん実っていてる。そーっとさわってみると柔らかく熟れていて、食べるとおいしそうだ。

 丸岡山からは、今歩いてきた道を引き返した。 

ヤブレガサの群落

 
リンドウ


サルナシの実


アキノキリンソウ

 
ツクシコウモリ


センブリ

 
ヤマボウシの実


ミヤマシキミ


ヤマハッカ

 
ヤマアザミ


チゴユリの実

 
登山口のススキ

     
サワダツの実
マユミの仲間



生駒高原のコスモス園



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