稗ノ岳(249m)〜丸田岳(333m)〜仙伍岳(376m) 長崎県


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丸田岳


2008年10月3日

 長与町の中心部から、標記3座を経て扇塚峠へ周回した。距離は10.6km所要時間は4:10であった。

 今日のめあては、初めて見るダンギクの花。この花はキクの仲間ではなく、シソ科である。名の由来は、段々に花をつけるから。

 出発地点から、一般道を歩いて稗ノ岳をめざす。集落の先からは、ミカン園の中の舗装された道をたどる。しばらく進むと、ミカン園の向こうに尖った岩峰、稗ノ岳が見えてくる。
 稗ノ岳は取り付きから頂までは急峻であるが、補助ロープもあり注意をしながら登る。頂きからは、今歩いてきた長与の町並みがよく見える。

 稗ノ岳をあとに丸田岳へ向かう。しばらくは作業道で、やがて山道になる。山道は樹林の中を通っているが、一帯はイノシシの農場のようで、鼻と牙で耕された跡は、あたかも畑のようだ。

 丸田岳は樹林の中で眺望はない。頂のすぐ西は展望台になっていて、その展望台からは、遠くに長崎市周辺の山並が連なって見える。
 しばらく景色を楽しんだあと、タンタン岩へ向かう。タンタン岩は、この日一番のビューポイント。西には海、眼下には長与の町並みが広がっている。

 タンタン岩からは、縦走路に戻って仙伍岳に向かう。登山道は人工林の中で、変化に乏しく単純だ。仙伍岳も樹林の中で眺望はない。道標に従って扇塚峠へ向かう。途中からは、またミカン園の中を通る。峠は扇塚公園になっている。

 峠からはミカン園の中の道を西に向かい、国道に出て出発地点に戻った。

 途中では、めあてのダンギクに出あった。紫色をした清楚な花はちょうど見頃で、たくさん咲いていた。
 別の場所では、白いダンギクにも出会った。下山後に調べてみると、白いダンギクは変種か園芸種かははっきりしていないそうである。

 ダンギクが自然の中で生育している場所は、ごく一部の限られた環境のところである。今では貴重な植物となったダンギクの観賞にあたっては、傷めることがないように、細心の注意をはらいたい。

稗ノ岳


ダンギク


シロバナダンギク

  
 

 
アキノタムラソウ


オトコエシ

 
ヤマハッカ


イワヒバ


丸田岳烽火台跡


たくさん群れていたアサギマダラ
南の島への渡りの途中であろうか



ヨメナ


ヒガンバナ&イネ


ツルソバ

 

ヒヨドリバナ


サフランモドキ
 


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丸田岳展望台からの眺め