苅又山(960m) 大分県


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2008年9月22日

 福岡県添田町の薬師峠から、山頂を往復した。距離は8.8km、所要時間は3:35であった。

 今年は英彦山々系の山を計画的に歩いているが、今回はその一環である。

 入山口は、国道500号線と薬師林道が交わる地点である。薬師林道を歩いて、鷹巣山登山口、裏英彦山道入り口過ぎてしばらく進むと、林道の南側に目印のテープがあり、そこが登山口である。登山口のすぐ奥には、造林小屋もある。

 人工林の中を、踏み跡や目印に沿って進む。登山道は、灌木もなくて歩きやすい。踏み跡の薄い所や目印が遠い所もあるが、谷底に沿って進む。

 道はやがて、倒木が多い所に出会う。その少し手前に炭焼き釜の跡があり、そのすぐ先から左の尾根に取り付つく。尾根を少し登って、先ほどの倒木が多い谷の上を迂回するように尾根の中腹を進んで、谷の上部に出る。そこからは、谷を一登りで稜線に出る。

 稜線は自然林で、大きなブナの木もあって、吹き渡る風は爽やかだ。稜線はよく歩かれているようで、目印も多い。山頂までヤブ状のところはなく、スズタケも立ち枯れていて、歩くのに支障はない。

 途中にある尾根の分岐点では、北に張り出す尾根に沿って踏み跡が分れていて、テープも付いている。この踏み跡は尾根上を薬師林道へ通じている可能性がある。
 同じような踏み跡は、912mのピークからも北方向に分岐をしている。こちらも尾根伝いに薬師林道へ通じているのかも知れない。

 この二つの分岐点、経路図のCおよびD地点では、進行方向を間違えないように注意が必要だ。

 稜線の途中からは、木々の枝越に鷹巣山や犬ヶ岳の稜線が見える。足もとには色々なキノコが頭を出していて、それらを見ながら歩くのもまた、楽しいものだ。

 山頂は、樹林の中で眺望はない。一息入れて、往路を引き返した。

ブナの大木

 
稜線から見える山並み


オトコヨウゾメの実

 
マツカゼソウ


炭焼き窯の跡

 
秋の深まりを感じさせるススキの穂


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山頂