高波山(603m) 大分県


経路概念図 クリックで拡大

 
高波山山頂


8月24日

 玖珠町の須山集落から椿原湿原を経て山頂へ。復路は自然歩道を歩いて、内匠(たくみ)の池へ周回した。
距離は7.3km、所要時間は3:50であった。

 駐車場はないので、路肩の大きなふくらみに車を停めて出発をする。県道28号線から九州自然歩道への分岐点には道標があり、すぐ近くには「須山」のバス停がある。上空には、高圧線が通っているので分かりやすい。

 農道と重なっている自然歩道をしばらく進むと、放牧用のゲートがあり、ゲートは閉じられて紐で結ばれている。ゲートを開けて中に入り、元通りにゲートを閉め、紐を確実に結んでから先へ進む。

 道沿いにはギボウシが点々と咲き、ススキの株元には、ナンバンギセルが立ち上がっている。西には木々の間から、これから向かう高波山の岩肌が見え隠れする。
 
 高波山への登山道はないようなので、地図から見当をつけ、湿原を過ぎたところで尾根に取り付く。取り付き地点には、獣道が山頂の方向にのびていて、それを利用して登り始める。しばらくはスギ林であるが、尾根の中心にさしかかると灌木とススキの藪になる。藪はかなり濃く、サルトリイバラやキイチゴなどのトゲ植物も多くてやっかいだ。藪の中は見通しが利かず、地図とコンパスで進行方向を度々確認する。

 目印は全くないが、尾根筋には古いかすかな踏み跡らしいものがあり、その薄い踏み跡をはずさないように、藪をかき分けながら進む。山頂の近くまで登ると、途中で見えていた岩壁の端に出た。薄い踏み跡はここまでで、そこから先は岩壁を西に巻きながら、獣道を利用して山頂を目指す。

 やがて傾斜が緩くなり、山頂が近いことを知る。幸いにも山頂は藪が薄く、三角点は探ことなく容易に見つける事ができた。やれやれである。 山頂には三角点以外に標識はなく、念のためにGPSで確認をして引き返す。

 取り付き地点へ戻った後は、先ほどの自然歩道を西へ進み、内匠の池を経て出発地点へ周回した。

 高波山へは、今回歩いたルートは藪か濃く、地図のA地点から尾根筋を辿る方が歩きやすいのではなかろうかと推測している。A地点から山頂の方向を見たところ、踏み跡らしいものが伸びているようであり、次の機会に歩いてみたいと思っている。

ミソハギ

 
クルマバナ


キンミズヒキ

 
アキノタムラソウ


ギボウシ


アソノコギリソウ


オミナエシ

 

ホタルブクロ

 

ヤブハギ


オトギリソウ

 
カワラナデシコ


タムラソウ

 
ゲンノショウコ


ホソバノシュロソウ

 

ナンバンギセル


サワヒヨドリ

  
ノリウツギ

サイヨウシャジン 

 
マツカゼソウ


ミヤコグサ 

 
メマツヨイグサ


ドングリ

 
 
サルトリイバラの実


キツネノマゴ

 
ヤイトバナ


シラヤマギク

 
ミゾソバ


コマツナギ

 
ツルメドハギ

内匠集落の道沿いを
華麗に彩っていた花々


シュウカイドウ



コスモス


カノコユリ
香り高い大きな白いユリ「カサブランカ」の原種


ナツズイセン


ガマの穂



Back