経ヶ岳(1076m)〜多良岳(996m) 長崎県


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黒木集落から見た経ヶ岳


経ヶ岳から見た多良岳


オオキツネノカミソリ

7月27日

 今日は金泉寺で行われる「山の会」の行事への参加と、キツネノカミソリの観賞である。

 大村市の黒木集落にある駐車場からツゲ尾、経ヶ岳を経て多良岳へ。復路は金泉寺から西野越へ周回した。
 距離は16.6km、所要時間は8:20で、うち「山の会」の行事は2時間ほどであった。

 駐車場からツゲ尾へのルートに入る。このルートは25年ぶりの懐かしルートだ。
 その時は数匹のスズメバチが、1〜2mのところでホバーリングをしながら、あごを鳴らす威嚇行動に出合った。スズメバチを刺激しないように、静かに後ずさりをして数十m引き返し、大きく迂回をして事なきをえた、思い出の場所を通る。

 作業道を過ぎて山道の登りにかかると、一気に汗が噴き出す。登山道は樹林の中で直射日光は当たらないが、気温が高くて、蒸し暑い。大汗を滴らせながら、大小の石が露出する急坂をしばらく登ると尾根に出た。ツゲ尾である。

 尾根には爽やかな風が吹いていて、生き返った感じがする。呼吸を整えて、経ヶ岳への登りにかかる。この登りも急坂で手強いが、途中にはホトトギスが咲いている。ほっと一息入れて、写真に収める。

 経ヶ岳の山頂からは、これから向かう多良岳への稜線が複雑に連なって見える。

 中山越を過ぎ、笹ヶ岳の先で稜線を乗り越えてしばらく進むと、登山道の東斜面にキツネノカミソリがたくさん咲いている。よく見ると、ずいぶん先まで広がっていて、かなり大きな群落のようだ。

 金泉寺に着くと、山小屋前の広場はたくさんの人たちで大賑わい。ざーっと数えても2百人上は居るようだ。この多くの方々は、キツネノカミソリを目当てに登ってきた人たちであろう。
 金泉寺で「山の会」の皆さんとの楽しい一時を過ごしたあと、多良岳へ向かう。

 多良岳の山頂からは有明海が広がり、その奥には、名高い締め切り堤防が一直線に伸びている。、堤防の外と内では水の色が明らかに違い、内側の水は濃い土色をしているのが良く見える。

 多良岳から戻る途中、国見岳に立ち寄って金泉寺まで引き返す。その後、西野越から最も人気があるキツネノカミソリの大群落を経て、出発地の黒木へ向かう。

 キツネノカミソリの群落地は広く、全体的には2〜3分咲であるが、部分的には5分咲のところもあって、見事に咲いている。今年の花は少し遅れているようで、一番の見頃は、7月末から8月初め頃になりそうだ。
 




オトギリソウ


クサアジサイ


ダイコンソウ


ホツツジ


ヤマジノホトトギス


ヤブカンゾウ



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