由布岳(1583m) 大分県


オオヤマオダマキ

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由布岳

 
7月25日

 正面登山口から東峰を往復した。今日の目当ては、オダマキとフウロソウである。

 平地では、連日猛暑が続いているが、登山口の高原は爽やかでカッコウの声が響いている。歩き始めると、登山道の笹原は朝露がたくさん降りていて、ズボンの裾はぐっしょり濡れるほど。秋を思わせるような朝露の多さである。

 中腹の樹林の中では、降り注ぐ緑の光に思わず深呼吸をする。樹林帯を抜けると、草原を吹き渡るそよ風が何とも心地よい。

 道沿いにはホタルブクロやオトギリソウが現れ始め、さらに進むと、お目当てのオダマキが夏草の中に点々と咲いている。しかし、オダマキの多くは既に実を結んでいて、咲いているのは今年見納めの名残の花である。今年のオダマキの見頃は、1〜2週間前であったようだ。

 マタエを過ぎると、ピンクのフウウロソウが夏草の上に顔を出している。フウロソウは、ちょうど咲き始めたところで、これから秋風が吹き始める頃まで楽しめる。

 山頂の下では、遙か南の島から渡ってきたアサギマダラが、白いヒヨドリバナの蜜を盛んに吸っていた。


カワラナデシコ


イヨフウロ


ノリウツギ


ヒヨドリバナで遊ぶアサギマダラ


囀るホオジロ


ホタルブクロ

 
ギボウシ


ナツアカネ


イワキンバイ


キバナカワラマツバ


オトギリソウ


ホソバシュロソウ


シモツケ


チダケサシ



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