根子岳東峰(1408m) 熊本県


マツモトセンノウ


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南阿蘇の高原と祖母山

 
7月17日

 高森町色見にある登山口から、大戸尾根を辿って山頂を往復した。
 今日のめあては、マツモトセンノウである。真夏の草原に咲くこの花は、色鮮やかでよく目立つ。以前はこの花を釣井尾根や箱石尾根に見に行っていたが、近年はもっぱら、歩きやすい大戸尾根である。

 小さな梯子場を過ぎて草原の尾根になると、視界が一気に開ける。振り返ると、眼下には南阿蘇の高原が広がり、その先には祖母山まで一望できる。

 夏草の急坂を上っていくと、お目当ての鮮やかな花が現れる。花は点々と続き、場所によっては、数輪が寄り添うように咲いている。
 全体的には、花の一番良い時期は少し過ぎているが、花数が多くつぼみも少し残っていて、今までには見たことがない豪華な咲き様である。

 さらに進むと、秋の花であるワレモコウが早くも咲き始め、花のてっぺんではトンボが羽を休めている。

 山頂に着くと、濃い灰色の雨雲が西から急速に近づいてくる。遠くからは、かすかに雷鳴も響いてきた。山頂での長居は危険である。展望もそこそこに、大急ぎで下山する。息を弾ませながら登山口に辿り着いたところで、大粒の雨が降りだした。

ノコギリソウ


シシウド

 

ナツトウダイ


ギボウシ


アソタカラコウ


ヤマアジサイ


ホタルブクロ

 
チダケサシ


キバナノカワラマツバ

 
カワラマツバ


シモツケ


ネムノキ


ホトトギス

 
クサフジ


キンミズヒキ


ケイビラン

 
ノバラ


オカトラノオ


ヤマボウシ


ワレモコウとナツアカネ


アサギマダラ


羽化したばかりのキアゲハ



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