雲仙:妙見岳(1333m)〜国見岳(1347m)〜普賢岳(1359m)  長崎県




 

ミヤマキリシマ

   



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普賢岳山頂 

6月1日

 麓の池ノ原園地から、仁田峠を経て標記3座を周回した。距離は7.8km、所要時間は5:50であった。

 今日は「山の会」の行事への参加と、ミヤマキリシマの観賞である。

 歩き始めると、オウギカズラやガクウツギの花が次々に現れ、日当たりの良いところでは、朱色のヤマツツジが鮮やかだ。

 仁田峠のミヤマキリシマの花は、ほぼ終ったところである。
妙見岳への登りにかかるとドウダンツツジがたくさん咲いていて、見頃を迎えているようだ。

 しばらく進むと、私たちの周りをアサギマダラが舞いはじめ、その姿を目で追っているとすぐ近くに留まった。今年も千kmを越える南の島から元気に渡ってきたようだ。
 長旅にもかかわらず、アサギマダラの傷もない美しい羽を見て、ほっと一安心。

 これから秋まで、山ではこの美しいチョウを見ることができる。
 そして、この親から生まれ育ったアサギマダラの子供たちは、秋風が吹き始める頃、風に乗って南の島へ渡っていく。

 国見岳が近づくと、ピンクの山肌が見えてきて嬉しくなる。登りにかかると満開は少し過ぎているが、遠目には十分美しい。

 普賢岳の山頂は、多くの登山者で大賑わいだ。すぐ近くには、平成新山が噴煙を上げている。噴煙の量は、以前に比べてずいぶん少なくなっているようだ。

 山頂近くの広場では「山の会」の皆さんや、偶然に再会をした長崎県の山好きの皆さんとの話も弾み、名残を惜しみながら帰路につい
た。
   
  
 
普賢岳から見た妙見岳


ヤマツツジ

  
タツナミソウ


アサギマダラ


シロドウダン

  
ベニドウダン


サワフタギ


ナナカマド


ガクウツギ


マユミ


ナルコユリ


オウギカズラ


アキグミ



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