三俣山    大分県
 北峰(1699.5m)〜南峰(1742.0m)〜W峰(1736.5m)〜本峰(1744.7m)〜西峰(1675.6m)

                   注:標高は国土地理院 火山基本図 くじゅう連山(平成8年)による


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山裾のアセビの新芽が美しい三俣山


5月22日

 九重町の長者原から雨ヶ池を経て、三股山の五つの峰を巡り、すがもり越へ周回した。距離は11.5km、所要時間は7:15であった。

 この日の目当ては、シャクナゲの花である。
 雨ヶ池へ向かう森の中は緑の光に満ちていて、深呼吸をすると、体の中まで緑色に染まりそうだ。

 雨ヶ池では、橙色をしたクサボケの花がそろそろ終わりを迎えながらも、たくさん咲いてる。その側では、淡いブルーのハルリンドウが彩りを添え、頭の上ではドウダンツツジも咲き始めている。

 雨ヶ池からの登りは急坂であるが、体にまとわりつく木の枝が少なくなっていて、以前に比べて歩きやすい。

 小鍋の稜線が近づくとシャクナゲが現れ始め、ピンクのつぼみが見える。稜線に出ると、爽やかな初夏の風が心地よい。
 期待をしていたシャクナゲの花は、全体としては開き始めたところで、満開には少々早すぎた。

 北峰へ向かう途中から大鍋の壁面を見渡すと、所々にピンク色が見えるが、花は僅かで多くはピンクになったばかりのつぼみである。

 北峰から大鍋を経て、南峰へ向かう。途中には満開の木が数本あって、心を弾ませながらシャッターを押して先へ進む。
 南峰とW峰との谷筋のシャクナゲも開き始めたところである。

 この日歩いてみて、三俣山一帯のシャクナゲの見頃は、数日後からになりそうである。

 三俣山の本峰からは、西に涌蓋山、東に大船山そして南には噴煙を上げる硫黄山から久住の峰々が連なっていた。

 
 
緑の光に包まれた登山道

 
硫黄山の噴煙と久住の峰々



三俣山 北峰

 
 
咲き始めたアキグミ



咲き始めたコケモモ

 
 
オトコヨウゾメ


山腹で咲き始めたミヤマキリシマ


クサボケ

 

咲き始めたドウダンツツジ


イワカガミ


ハルリンドウ

実を結んだタンポポ


ムシカリ


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